いしかわ赤レンガミュージアム「D-K デジタル掛け軸」と立秋の金沢のイベント&「北大路魯山人展」
久しぶりに小松在住のデジタルアーティスト長谷川章さんの「D-K デジタル掛け軸」を観てきました。
8月8日は立秋。もっとも、今の時期、立秋と言っても日中は真夏の暑さがまだまだ続きますが、この日は、夜は心地よい風が時折吹いていて、なるほど!昔の人はよく言ったものだと感心しました。
「D-K デジタル掛け軸」の開始予定時間は20時だったので、その時間まで真夏の金沢をまわります。グルメネタは後日アップするとして、この日行われたイベントや美術館めぐりについて書きたいと思います。
まずは、「金沢ゆめ街道2015」です。
このイベントは、国道157号香林坊とむさし交差点間を歩行者天国にして毎年行われるもので、今年は北陸新幹線開業も相まって盛大に行われたようです。
我々は夕食までの短い時間、まだ暑い時間帯でしたが、少しぶらりと歩いてまわりました。
踊りのパレードなど多彩な催しが繰り広げられていましたが、日が落ちてからは大勢の市民や観光客でにぎわっていたようです。
これは石川県台湾華僑総会のパフォーマンス。伝統的なものなのでしょうが、この夏の暑いときに中に入っている人は大変ですね!?
そのあと、夕食を食べ「D-K デジタル掛け軸」会場の石川県立歴史博物館に向かう途中、金沢21世紀美術館のまわりを通りましたが、薄暮の時間帯で、金沢21世紀美術館の中の灯りと薄いブルーの空とがきれいでした。
このあと、「D-K デジタル掛け軸」の時間まで少し時間があったので、石川県立美術館で開催されていた「北大路魯山人展」を観てきました。
北大路魯山人といえば、明治時代末期から昭和にかけて活躍した美食の芸術家として有名で、陶芸や書、日本画などに才能を発揮しています。
この魯山人が陶芸や美食の道に入るきっかけとなったのが、山代温泉に逗留した時代のことで、特に山代の陶芸家、初代須田菁華との出会いが、その後の陶芸家として名高い北大路魯山人を生み出したと言っても過言ではありません。
展示内容では、私もよく存じ上げています山代温泉の「あらや滔々庵」が所有している、初めての陶芸作品といわれる赤絵皿なども展示されていて、内容的にも石川県に住んででいる方にとっても見ごたえがある内容になっていました。
2015年7月25日(土)~8月23日(日)
9:30~18:00(入場は閉館の30分前まで)
大人900円
さて、夜の帳が完全に下りて、「D-K デジタル掛け軸」の会場にも多くの人が駆けつけていました。
今回は兼六園周辺の文化施設で、文化に親しむイベントを多彩に開催する「サマーミュージアムウィーク」の一環で開催されました。
今年は季節ごとに開催されるようになり、今回は夏の「ミュージアムウィーク」ということになります。
「D-K デジタル掛け軸」については、私のブログでも何度か紹介したことがありますが、リニューアルしたばかりのいしかわ赤レンガミュージアムをスクリーンに繰り広げられるデジタル掛け軸はスケールも大きく、約30台のプロジェクターで石川県立歴史博物館の3つの赤レンガの棟の5面にデジタル掛け軸が投影されている大がかりなものでした。
ちょうどこの日は、会場のお隣の石川県立能楽堂で「観能の夕べ」が行われていて、その終了後に多くの人が流れてきていました。
私も昔懐かしい方々と何人かにお会いしました。もちろん、長谷川章さんにもお会いすることができましたよ。
印象的だったのは、多くの方が「D-K デジタル掛け軸」を背景に記念撮影をしていました。意外に家族連れが多く、子供たちが楽しそうに光の中に入って、衣服に投影されている映像を誇らしげに家族に見せている姿が微笑ましかったですね。
「D-K デジタル掛け軸」と長谷川章さんについては、こちらと、こちらのページを見ていただくとわかると思います。
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