福井県産そば粉を使った上品なそばを食べさせてくれる、岡崎「そば清(そばせい)」で小えびの天せいろ
落語にはそばを題材にした演目も多い。
その中でも、3代目古今亭志ん朝の持ちネタとしても知られている「そば清」という演目の名前を店名にしているお店が岡崎市にある。
「そば清」の落語のオチは、そばが大好きな清さん。何杯食べられるか賭けをして、だんだんと枚数が多くなっていき、最後には、そばを消化する薬を飲むのだが、結局人間である清さんだけが溶けてしまった、というものだ。
そんなそば好きな人たちにも愛されるお店にしたいという願いだろうか、「そば清」という店名を付けているご主人は、落語の「そば清」に勝るとも劣らないほどの愛情をこめて、そば作りをしているお店なのである。
さて、「そば清」はJR岡崎駅にもほど近い住宅街の一角にある。お店自体も住宅だったところをほぼそのまま使っているようである。
畳の上にテーブルを置いたり、堀ごたつや座卓の席もある。
席に座ると、そば茶とそばのから揚げが出される。京都の黒七味も置かれている。
お品書きを見ると、東京のオーソドックスなそば屋さんに見るような内容だった。
私が頼んだのは「小えびの天せいろ(1,540円)」。小えびと季節の野菜の天ぷらが4種類付いてくる。普通の天せいろだと、大きな海老だが1,740円もする。こちらの「小えびの天せいろ」だと、えびが小えびになるが1,540円。天せいろだと若干重いと感じる人向きかもしれない。
せいろには辛味大根が付いてくる。近くの農家で栽培をしてもらっているそうだ。
天ぷらはもちろん揚げ立てでサクサク。美味しい。
こちらは、一緒に行った人が頼んだ「おろしそば大盛り(1,350円)」。福井と同じく辛味大根を乗せぶっかけで。
帰ってよくよく調べたら、ここは越前そばを食べさせてくれるということだった。福井産のそば粉ならば、おろしそばを食べればよかったとも……。
こちらは「天おろしそば(1,430円)」。おろしそばに小えびの天ぷらがトッピングされている。
最後はもちろん、そば湯も。
本格手打ちそばで値段もそれなりにするが、美味しいそばだったので納得のお店だと思う。ご馳走様でした。
そば清(そばせい)
愛知県岡崎市羽根北町1-3-4
TEL 0564-55-0817
11:30~14:00
夜は前日までの要予約
水曜、木曜休
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