山中温泉の石挽き自家製粉を使った蕎麦「山ぼうし」は澄んだツユとベストマッチ
山中温泉にも美味しいそば屋さんが色々あります。
福井県がすぐお隣ということもあって、越前そばを食べさせてくれるところが多いのですが、私自身としては、一昨年の12月に「だんくら」というお店に行った時以来の山中温泉の蕎麦です。
向かったのは山中温泉も奥の方にある「山ぼうし」という、ソバ打ち道場も併設しているお店です。ろくろの里というところの中心施設なのだそうです。
山中は、ご存じ山中漆器の産地です。木地轆轤(ろくろ)挽き物産地として全国的にも有名なのですが、この地区には木地挽きろくろ技術を担う職人が多く住んでいます。木地挽きとは盆やお椀などの粗挽きをすることですが、そのためにろくろを使います。
ろくろの里では、木地挽きを体験したり実演を見せてくれます。今回は私はろくろの里には行きませんでした。
さて、この日は妻と母と娘の女性3人を引き連れての訪問でした。
桜の咲く花冷えの土曜日、ちょうど正午にお店に到着。すると、大勢のお客さんがお店の中に入るではないですか!?
急いで中に入ると、団体の予約客でした。席は空いているのですが、その団体のお客様のそばを作るのに30分ほど待ちました。
お店は古民家を一部改装しています。囲炉裏もあったりしてそば屋さんには雰囲気があっていい造りです。
窓からソバ打ち道場が見えます。こちらではソバ打ち道場で自分で打ったそばを食べることもできるのです。
そばの専門店なので、そばはもちろん手打ちで石挽き自家製粉を使用しています。
この日は寒い日だったからか、私以外は暖かいそばを頼んでいました。
私は、こちらの「おろしそば(800円税別)」です。福井に近いからやはりおろしでしょう!?
まずは何もつけずに食べます。越前そばによくある挽きぐるみ、田舎そばと言われる太くて黒っぽいそばではありません。
でも、一般的なそばのような上品で柔なそばでもありません。コシがあって弾力もしっかりあります。そばの風味もしっかりして美味しいそばです。
男性の私には少し物足りない量ですが、まぁ、そば屋さんとしては普通でしょう?
そばつゆは、黄金色で澄んだつゆです。削り節がきいていますね。お店のお品書きにも書かれていましたが、そばの風味を楽しむためにつゆの味を薄めにしているようですが、私にとっては十分な味でした。
テーブルには、味が薄いと感じた人向けに「かえし」が置かれていましたが私は使いません。
妻は暖かい「かきあげそば(950円税別)」を頼んでいたが、かえしや七味もかけて味に変化を付けながら食べていましたね。
母と娘は暖かい「とろろそば(900円税別)」を頼んでいました。
ろくろの里 食彩館「山ぼうし」
石川県加賀市山中温泉菅谷町225-1
TEL 0761-78-0051
11:00~16:00
無休
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