出来立て熱々釜めしが名物!蔵を移築改装した小松の割烹「一山楼」で桜の季節に一献
小松の芦城公園のすぐ近くにある「一山楼」。
こちらのお店は10年ちょっと前に改装されていますが、私の友人の建築家、戸井建一郎氏が手掛けたものです。
蔵を移築したお店で、ここは美味しい釜めしを食べさせてくれるお店としても有名です。私のブログでも何度か紹介したことがあります。
今回は2年ぶりの登場ですが、ここ最近はいつも桜の季節に伺っています。
近くの芦城公園が小松でも桜の名所でも有名なので、この季節、異動や期のはじめということもあって飲み会に合わせて桜を見て帰ります。
ただ、今年は冬が寒かったので開花が遅いと思ったのですが、予想よりも開花が早く、行った時には散る真っ最中。それに雨まじりでめちゃ寒い日だったので結局は桜を見ることはやめました。^^;
通されたのは、こちらも毎度のことですが、築数百年以上の蔵を改装した部屋です。大きな一枚板のテーブルが置かれていて、蔵の隅にはこれまた昔の箪笥が置かれていたりします。
ということで、桜の話題はないということで、さっそく飲み食いしたことに入りたいと思います。
ここでは、近年毎回そうなのですが、本御蔵(ほんみくら)という3,800円のコースをお願いしています。
このコースは、そんなにボリューム的には多くないのですが、つまみとなる料理と釜飯が一人一釜ずつ出されます。
この上に4,500円のコースもあって、こちらのほうは逆に釜ましが一杯ずつで出され量が少なめ、料理が種類と量が多いという構成になっています。
まずは、あらかじめ朱塗りの盆の上に置かれていた梅酒で乾杯をしてから生ビールを頼みます。
あと盆にはゴマ豆腐もありました。
そして運ばれてきたのは刺身です。甘えび、ブリ、タイ、サワラ。量は少ないです。
焼き物は、サワラの味噌の漬け焼きです。こちらも小ぶりです。このコースは少しずつの料理になっているのです。桜の小枝が季節を感じさせてくれます。
天ぷらの盛り合わせは小さな盛りかごに入れられて出されました。
締めは釜めしなのですが、その前に干物を七輪の炭火で炙って食べようと追加しました。盛合せで1,600円です。
前回は、ホタルイカ、タタミイワシ、サヨリのみりん干、貝ヒモなど色々な種類が盛合せに入っていたのですが、今回は、エイヒレと小アジのみでした。盛合せというからにはもう少し種類が欲しいかも?
釜めしはこれも前回と同じ「竹の子」です。まぁ、この季節は竹の子が定番ですからね。このコースは一人一人に個別に炊き上げる釜めしが付くのがうれしいのです。
炊き立ての釜めしはご飯粒が輝いていてとても美味しいです。もちろん、おこげも。
これらを肴に飲んだのは、冷酒や熱燗など色々頼みました。「農口」純米酒無濾過生原酒と、菊姫の「淳」。
「農口」は昨年初めて醸造された酒ですが、いまや人気のブランドです。
菊姫「淳」は普通酒ながら山田錦を使っています。
両方とも濃醇な酒でアルコール度数も高めでした。
他にも4合を一本飲んで、他生ビールに熱燗など飲んで、締めて一人7,500円ほどでした。少し飲みすぎましたね。^^;
小松産の米や地物食材を使用していたり、空間もいい雰囲気で飲食できます。値段的にもあまりいい日本酒をたくさん飲まない限りは、それほど高くつかないと思いますよ。
一山楼
石川県小松市殿町2丁目17
TEL 0761-22-0524
11:30~13:30(前日までの要予約)
17:00~22:00(L.O.21:30)
不定休
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