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2015/04/26

日本酒四大杜氏集団の能登杜氏の映画「一献の系譜」は女性監督ドキュメンタリー作品

能登をテーマにしたNHKの連続テレビ小説「まれ」。私も毎日録画して観ています。

北陸新幹線が金沢まで延伸したり、先月公開された映画「さいはてにて-やさしい香りと待ちながら」など、能登が注目を浴びていますね。

このGWにも多くの人が能登を訪れるのではないかと思います。

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さて、この25日に公開された「一献の系譜」という一本のドキュメンタリー映画があります。

南部杜氏、越後杜氏、但馬杜氏とならび、日本四大杜氏と称される能登杜氏。比較的濃く甘めの酒をつくるイメージがありますが、吟醸酒をつくる技には定評があります。

038その能登杜氏のなかでも「能登杜氏四天王」と呼ばれる4人がいます。

「菊姫」「常きげん」「農口」の農口尚彦氏。「満寿泉」の三盃幸一氏。「天狗舞」の中三郎氏。「開運」の故・波瀬正吉氏の4名です。

ちなみに、故・波瀬正吉氏は、田中泯さん(NHKの連続テレビ小説「まれ」の桶作元治役のダンサー)と一緒に「御日待屋(おひまちや)」という清酒を製造していたりします。

その4名の杜氏と、関係者へのインタビューを中心に映画は進んでいますが、ナレーションを担当しているシノラーこと篠原ともえさんが意外にいい味を出していました。

Photo

5_2監督は石井かほりさん。香林坊109の4階のシネモンドで、いまのところ5月8日まで公開されています。

一応、酒好きの私としても観に行かねばならないと思い初日に観てきました。

石井かほりさんも上演後舞台あいさつに立たれて、撮影の様子など語られていました。

私としては、女性の監督がどのように日本酒と杜氏という世界を描くのかに興味を持って観ましたが、能登杜氏の技の伝承を基本にしながら、親方と弟子の関係性の着目しつつ、家族との関係などを絡めながら、酒造りへのこだわりなどを描いていて非常に興味深い内容でした。

石井監督のお話では2年半にわたって撮影されたということで、力作の映画ということがひしひしと伝わってきました。ただ、あくまでもドキュメンタリーなので、日本酒に興味のない方には少しわかりにくいかもしれません。

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ちなみに石井監督は、2011年にも能登の塩づくりをテーマとしたドキュメンタリー映画「ひとにぎりの塩」も制作しています。(この時に珠洲の宗玄酒造の社長とご縁が出来て、今回の「一献の系譜」の製作につながっています)

是非、皆さんもご覧になってください。

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