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2015/04/27

金沢で歴史とアートを楽しんできました「石川県立歴史博物館」「石川県立美術館」「金沢21世紀美術館」

ゴールデンウイークがいよいよ始まります。皆さんはどうされるのでしょうか?

今年は、3月に北陸新幹線が金沢まで延伸してから初めてのGWなので、金沢の観光地や飲食店は相当混雑が予想されます。

私は基本、GW・お盆・正月などの民族大移動のときは、あまり観光地には出かけません。混雑しているところが苦手なので、飲食店についても順番待ちが嫌いなので予約を入れて行きます。

ということで、混雑を避けて土曜日に「一献の系譜」を観に行くついでに、金沢の街で歴史とアートを楽しんできました。

先週の土曜日という日はタイミング的にとてもよかったです。GW前週の休日で、さらには統一地方選挙の投票日前ということもあって、渋滞もなく、人気店のランチも満席になっていなかったりと比較的金沢市内は落ち着いていました。

では、まずは「石川県立歴史博物館」です。

2013年3月からリニューアル工事が行われていたのですが、この4月17日にオープンしたのです。

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新緑の中、季節的にも暑くもなく寒くもなく、とてもいいお天気の中、見学することができました。

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赤レンガの建物が3棟あって、内2棟が石川県立歴史博物館になっています。建物は、かつて陸軍兵器庫、戦後は金沢美術工芸大学に使用されていましたが、1986年に石川県立歴史博物館となっています。ここは国の重要文化財に指定されていたり日本建築学会賞も受賞しています。また建物の愛称を今年「いしかわ赤レンガミュージアム」に変更しています。

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建屋の一つが有料の展示コーナーで、今回、オープン記念と北陸新幹線金沢開業記念として「江戸と金沢~北国下街道を歩いた人びと~」という春期特別展が開催されています。こちらは5月31日(日)までの開催です。

内容は、「江戸と金沢の交流」「城下町金沢」をテーマにした、江戸と金沢の交流の歴史について知ることができます。

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とりあえず展示は写真撮影不可でしたが、一部常設展で可能なところがこのコーナーです。昭和の一般家庭の茶の間ですね。

常設展も300円でコンパクトな展示なので気軽に観ることができますよ。

江戸と金沢~北国下街道を歩いた人びと~
2015年4月17日(金)~2015年5月31日(日)
9:00~17:00(入館は16:20まで)
会期中無休 
(春季特別展のみ)
一般700円,大学生560円,高校生以下無料
(春季特別展と常設展のセット)
一般800円,大学生640円,高校生以下無料
(常設展のみ)
一般300円,大学生240円,高校生以下無料

お次は、石川県立歴史博物館のお隣に位置している「石川県立美術館」です。

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こちらも北陸新幹線金沢開業記念ということで、「加賀前田家 百万石の名宝-尊經閣文庫の名品を中心に-」という特別展示が開催されていました。

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実は石川県には国宝が2点しか存在していません。うち一点は白山比咩神社所有の日本刀「吉光」。もう一点は、この石川県立美術館に展示されている「色絵雉香炉」です、

もっと国宝があってもよさそうですが、明治になって前田家が東京に移った時、加賀前田家伝来の絵画、工芸品、調度類、刀剣甲冑等の文化財を前田育徳会に移管管理を任せていて、所在は東京都になっています。

さて、「加賀前田家 百万石の名宝-尊經閣文庫の名品を中心に-」は、「武家の象徴 ―武具・刀剣・甲冑―」と「加賀文化の確立」という2つのテーマで展示が行われていました。国宝15件、重要文化財35件を含む120件が公開されていて見ごたえがありました。

国宝類もすごいと思いましたが、私は個人的には百工比照の実物を見られたのがよかったです。

百工比照(ひゃっこうひしょう)は、加賀五代藩主前田綱紀が収集し自ら名付けた工芸各分野にわたる、現代でいえば工芸見本帳のようなもので、産地や呼称などが記され、きちんと整理分類されているという特色があります。

江戸時代にこのような素晴らしいものを作った加賀藩は素晴らしいですね。

加賀前田家 百万石の名宝-尊經閣文庫の名品を中心に-
9:3018:00(入館は17:30まで)
5月2日~6日は8:30開館
会期中無休
一般1000円
大学生600円
高校生以下300円

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最後は、おなじみ金沢21世紀美術館です。毎度おなじみです。

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明るい陽射しも中、レアンドロのプールという愛称でおなじみの「スイミング・プール」も多くの人が覗き込んでいました。

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あと、いまはこんな展示も行われています。「ザ・コンテンポラリー1 われらの時代:ポスト工業化社会の美術」。

4月25日(土)~8月30日(日)

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あと、おまけで、夕方遅く閉園間際に行った兼六園と、

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ひがし茶屋街です。

観光客も少なく落ち着いた風情でした。

さぁ、今年のGWの観光地の集客数はどこまで伸びるでしょうか?

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