北陸新幹線金沢延伸後の小松市の未来を考える(食と観光を中心に)その4「食材と料理としての個性」
いま小松市が力を入れている分野は「歌舞伎のまち」「乗りもののまち」「環境王国こまつ」「科学と交流のまち」というものです。
これはこれで重要な要素なのですが、小松市のホームページには、小松の「食」に関しての紹介も少し掲載されているのですが通り一辺倒の内容となっていて、残念ながらあまり力を入れているとは思えません。
近年、小松のご当地グルメとして、小松うどんと塩焼きそばが注目されはじめてきています。ただ、このあたりをもう少し盛り上げる工夫があってもいいと思うのですが、市のホームページにもあまり大きな取り上げかたがされていません。
さらに言えば、他の自治体では、飲食分野で著名なお店や料理人を誘致したり、様々な取り組みがされています。
前回、加賀市の鴨について書きました。一方小松では「こまつ地美絵」なども行政の関与がどのくらいあるのか知りませんが、そろそろ小松市でも、そのような「食」の分野にもう少し政策として目を向けるとこが必要ではないでしょうか?
さて、話は変わります。素材だけではなく料理についてももちろんきらりと光るものも必要です。
ニンジン、トマト、加賀丸いもなどの小松特産の農産物や、安宅漁港で上がる海の幸、白山の伏流水とおいしい米で作られる地酒、茶道文化が盛んな土地柄に伝わる伝統の和菓子、また郷土料理として伝えられる柿の葉寿司なども挙げられます。
う~ん、まぁ、これらは個人的な好みですが、大根寿司(かぶら寿司)、どじょうのかば焼き、小松うどん、塩焼きそばなど、魚介では赤いか、アジ、岩魚。このあたりが好きです。加賀丸いももありますが、これは能美市との共同戦線が必要でしょう?
ジビエの話も書きましたが、このあたりは鴨の加賀市とも連携し、いまや小松だ加賀だという単一自治体での取組では限界がありますし、とても北陸新幹線で南加賀まで観光客を呼び込むことなどできないと思います。
「南加賀」として協力し、名より実ををとることも必要かもしれません。
そして、単一の料理だけでは難しいので、組み合わせや新しいレシピの開発など何らかの工夫が必要でしょうが、日本海の海の幸、白山の恵みの山の幸など食材の候補には事欠かないので、知恵を出せばいいのです。これらの食材を使った美味しい押し寿しなどもいいと思います。
蓮蒸しをうまくアレンジしたような料理もいいかもしれません。
この辺になると、私もそんなにレシピの知識がないので残念ながらよくわからないのです。ははは。少し取り留めのない話になってきました。^^;
今日のところはこれまでです。なお、この内容は私の独断と偏見かもしれませんので、そのあたりはご容赦を。
5回目の次回は「観光について考える」をアップする予定ですが、しばらくは間をあけます。
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