小松「中佐中店 城南店」で久しぶりのうどん鍋「小坂レンコンうどん鍋」は初体験
「小松うどん」は小松のご当地グルメです。
小松うどんについては、私のブログで何度も書いていますが、かの松尾芭蕉が奥の細道の道中に山中温泉まで行っていながらわざわざ小松までうどんを食べに戻ってきたという逸話まで残っているほど歴史があるのです。
また、小松肉うどんとして、全国ご当地うどんサミットで2年連続で、グランプリと準グランプリを獲得しています。
そんな小松うどんを食べさせてくれる、小松にあるお店の中では、今日紹介します中佐中店は県外から訪れるお客様も多く人気のお店です。
私もお店が出来た時から、何十回も行って食べていますが、最近行ったのは昨年の早春でしたが、その時はランチだったので名物のうどん鍋は食べていません。
今回、本当に久しぶりにうどん鍋を母と一緒に食べに出かけたので紹介します。
今年の冬は例年になく寒い日が続いていますが、こんな冬にはうどん鍋を食べると、体が温まりますね。
ということで私が頼んだのは、初体験の「小坂レンコンうどん鍋」です。むかし、娘が頼んでいた時に少し紹介したことがありますが、私が頼んだのは初めてです。野菜中心のヘルシーなうどん鍋で女性に人気です。
「小坂レンコン」とは加賀野菜の一つです。「加賀野菜」としては「加賀れんこん」として認定しているのですが、その中でも金沢市の小坂地区で栽培されているレンコンのことを「小坂レンコン」と呼びます。「小坂レンコン」は「地ばす」といわれる品種で地下1m前後に張っているので極めて労力を必要とするのです。
クワ掘りでどろ付のレンコンのみが本物の小坂れんこんということも書かれていますが、このあたりは私も詳しくないのでわかりません。
しかし、「小坂レンコン」は小松のスーパーなどでもなかなか売っていないのですが、たまに食べると、そのまま食べた時の食感や、私の好きな蓮蒸しにしたときの粘りも違い、とても美味しいのです。もちろん、値段も高いのですが……。
そうそう!かまぼこがいつの間にか、小松市のゆるキャラ「カブッキー」の顔が描かれているものになっていました。余談ですが、カブッキーは、ゆるキャラグランプリ2014で15位になっていますよ!
うどん鍋自体は、いったん湯がいてあるうどんを使っていますが、煮込んでも大丈夫なうどんです。麺は太麺と細麺を織り交ぜた二層構造で不揃いなのが特徴です。
小坂レンコンは薄く衣がつけられた天ぷらになっていて、衣があるため鍋のダシを吸って、そのままだと淡白なレンコンも美味しく食べることが出来ます。もちろん、小坂レンコンなので食感と滋味もあっていい感じでした。
鍋のうどんと具を全部食べ終わった後は、ご飯を入れてオジヤにして食べます。
私はご覧のように、汁がほとんどなくなるまでグツグツに煮込んで食べるのが好きです。小坂レンコンの天ぷらや野菜などの旨味が染み込んで美味しくなるのです。
そして最後にデザートの、黒蜜のアイスが出されました。真冬にアイスですが、鍋を食べた後はベストな設定ですね。
ちなみに母は毎度のことですが、天ぷらうどん鍋を頼んでいました。
お値段は2つのうどん鍋で4,210円。うどんの値段としては少しお高いですが、ミニコース形式なのと、味も美味しいので納得できますよ。
中佐中店 城南店
石川県小松市城南町119
TEL 0761-21-7533
11:00~20:00
木曜休
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