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2015/01/03

祝!いよいよ3月に北陸新幹線金沢延伸。シリーズ「石川・金沢という街」Vol.3「アートの街金沢と工芸石川」

シリーズ3回目は「アートの街金沢と工芸石川」というテーマで書いてみたいと思います。

石川県は伝統工芸の分野では日本でも指折りの土地です。

その証拠に、人間国宝の人口当たりに占める人数が全国一位!100万人当たりの人間国宝(工芸技術)が7.74人と全国平均の0.45人を圧倒しています。

金沢や石川県で有名な工芸品といえば、ざっとあげただけでも加賀友禅 金沢漆器 金沢表具 郷土玩具 牛首紬 珠洲焼 竹細工 琴 加賀繍 大樋焼 鶴来打刃物 三弦 能登上布 茶の湯釜 金沢仏壇 太鼓 金沢和傘 金沢箔 七尾仏壇 銅鑼 手捺染型彫刻 和紙 美川仏壇 加賀獅子頭 九谷焼 桐工芸 七尾和ろうそく 加賀提灯 輪島塗 檜細工 加賀毛針 加賀水引細工 山中漆器 加賀象嵌 加賀竿 能登花火の36業種があります。

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特に輪島塗、九谷焼、加賀友禅、金箔(金沢箔)、山中漆器などが有名ですが、これらを一堂に見ることが出来るのが、兼六園に隣接する「石川県伝統産業工芸館」です。

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また、著名な作家のものを見るなら「石川県立美術館」がお勧めです。国宝の色絵雉香炉や古九谷、さらには現代の名工たちの作品を見ることが出来ます。

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ツウな方にお勧めなのが、「金沢能楽美術館」です。金沢は能楽も盛んな土地で、加賀宝生流の能が庶民の世界にまで入り込んでいるまちとしても知られています。

金沢には「空から謡が降ってくる」という有名な言葉があるほど、いまでも子供たちが能楽に親しんでいる姿を「金沢能楽美術館」の稽古場で見ることが出来るほどです。

あと、金沢の街にはいたるところに美術館やギャラリーが点在しています。

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20126_056近年人気なのが、こちらの「鈴木大拙館」です。哲学者の鈴木大拙の功績を紹介するところで、いまブームの京都国立博物館平成知新館を設計した世界的建築家、谷口吉生氏が設計を担当しています。

哲学をテーマにしているだけあって、展示物もそうですが建築そのものも奥深いものがあり、全国各地から見学に訪れる施設の一つになりました。

ここは紅葉の時もきれいですよ。

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これまで紹介してきたところも素晴らしい所ばかりですが、やはり金沢でここ10年に渡りもっとも注目されてきたのが、金沢21世紀美術館ではないでしょうか?

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昨年10周年を迎えた金沢21世紀美術館は、金沢のアートや美術史のみならず全国の美術館の在り方にも大きな一石を投じました。

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愛称「まるびぃ」と呼ばれる金沢21世紀美術館は、これだけ大規模なものは日本国内では珍しい、コンテンポラリーアートの美術館ですが、一地方都市である金沢にあること自体いまでも信じられないことです。

金沢21世紀美術館のコンセプトは「まちに開かれた公園のような美術館」です。その意味を建築という形にしたのが、金沢21世紀美術館の丸い形の美術館なのです。

設計を担当したのはSANNA(サナア)の妹島和世さんと西沢立衛さんお二人によるによる建築家ユニットです。彼らは金沢21世紀美術館でベネチア・ビエンナーレ国際建築展で金獅子賞を受け、建築界の注目も集めはじめ、最近はフランスのルーブル美術館の分館(ルーブル・ランス)などの設計も担当しているなど、世界でも有名な建築ユニットとなりました。

ちょうど、この美術館を建築中に、SANNAの21世紀美術館プロジェクトリーダーをしていた吉村さんと知り合いになりましたが、彼はいま金沢に移り住み設計事務所を営んでいます

吉村さんのように他府県から金沢や石川の魅力に触れてから移住する人も多いのです。

金沢の街を歩いていると、街のいたるところに彫刻アートが置かれているのが目につきます。これらは金沢市が「市民がアートを感じ、潤いと安らぎ、魅力にあふれ、賑わいのある都市空間を創出していく」ために、パブリックアートとしてのまちなか彫刻の設置を推進しているのです。金沢21世紀美術館が出来てからはコンテンポラリーアートも多く置かれるようになり、金沢の街に彩りを添えています。

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これは、香林坊交差点に設置されている「走れ」という作品で、前述のコンペで最優秀賞に選ばれたものです。題の通り、まさに「走れ」という感じがよく現れていますね。足が向いている方向は、金沢21世紀美術館です。

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こちらは、金沢駅の近くに設置されている「CORPUS MINOR #1コーパス マイナー」という作品です。設置後に錆の問題で物議を醸しだしたことを覚えています。こちらの方は凡人の私には見ただけではよくわからないですね。

最後に冒頭書きました伝統工芸に戻ります。

九谷焼は主に加賀地方、輪島塗は能登地方の伝統工芸なので、金沢の伝統工芸として金箔(金沢箔)について触れておきたいと思います。

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金箔の生産は石川県が全国のシェアの99%を占めています。

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金沢の気候・水質・風土が金箔を作るのに適していたことが、金沢箔を発展させました。まず、雨が多く湿気が多かったことで金箔つくりに嫌われる静電気が起きにくいといった点。金沢市内を流れる浅野川が箔を裏打ち和紙を作るのに適していたこと。最後は、金沢という街は伝統工芸が盛んで、金箔の一大消費地であったことなどが理由ということです。

金箔は、石川の気候と金沢の土地が生んだ、まさにアートといえるのではないでしょうか?

金沢と金箔については、こちらに詳しく出ています

明日は、このシリーズの最終回「金沢の食文化」です。

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