新梅田食堂街「たこ梅 北店」で名物の関東煮(かんとうだき=おでん)と蛸の甘露煮で一杯!
寒くなってくると「おでん」の季節である。
料理の味付けは関東と関西で違うことが多いが、おでんもそうである。一般的には関東が濃い口しょうゆによるやや塩辛い味付けなのに対し、関東煮は薄口しょうゆがベースで少し甘めとなっている。
また、いまでは全国的に「おでん」という呼称でわかるが、大阪では関西風の味付けのおでんのことを関東煮(かんとうだき)と呼んでいたり、少しややこしくなっている。
昔、私のブログでも東京日本橋の老舗「お多幸」の紹介で、関東煮について書いたことがあるので興味のある方は見てほしい。
さて、今日紹介する「たこ梅」は本店が難波にあり、1844年創業という老舗である。
「たこ梅 北店」は本店ほどではないが、開店後60年以上経っているお店で、庶民的な味を守り多くの人に親しまれているところ。私も大阪に来た時から「たこ梅」というお店のことは知っていたが、結局住んでいる間にはいくことができなかった。
出張帰りのとある平日。戻りの電車まで少し時間があったので、軽く一杯やっていこうと思い、ここ「たこ梅」を思い出し行ってきた。
場所は大阪のディープな飲食店街「新梅田食堂街」の1階。大きな暖簾がかかっている。中はカウンターだけで16席ほどの小さなお店。イスの間隔も狭く隣の人と密着して飲むことになるが、それがまたいいとも言える。
入ってすぐに、この関東煮の炊き鍋があって、美味しそうな匂いを外にまで出している。
まずはお通しと生ビール。
すぐにおでんを注文。まずは、大根、ごぼ天、厚揚げ。いい色してます!
サエズリやコロなど鯨を加えた鰹ダシに本店創業時からのダシを継ぎ足して炊かれる関東煮は、味の深みが他と違う感じがする。
この後、竹鶴ウイスキーをウィルキンソンで割ったハイボールを頼む。
ほどよい柔らかさで甘さ控えめ。最初オーダーするときに「甘いですか?」と聞いたら「甘いです」と言われたので、酒に合うか心配だったが、ハイボールや日本酒にも合う甘辛さだった。
電車の時間もあったので、この日はこれまで。締めて3千円強。庶民的なおでん屋さんからすると少し高めかもしれない。だが、もっと早めに来ておけばよかったと思わせてくれるお店だった。
たこ梅 北店
大阪市北区角田町9-26
新梅田食道街1F
TEL 06-6311-5095
月~土
16:00~22:50(L.O.22:30)
日祝
15:00~22:50(L.O.22:30)
無休(年末年始除く)
| 固定リンク
「 大阪(居酒屋)_」カテゴリの記事
- 心斎橋で海鮮・魚介料理を楽しむ「うろこ屋」は親切なご主人と新鮮な魚介で満足です(2015.09.08)
- 大阪肥後橋の有名立ち飲み「わすれな草」は絶対忘れない名店で料理も本格的で酒がすすむ(2015.04.03)
- 大阪谷町5丁目「一味禅」はジャンボサイズの刺身と天ぷらが有名な人気の居酒屋(2014.12.02)
- 新梅田食堂街「たこ梅 北店」で名物の関東煮(かんとうだき=おでん)と蛸の甘露煮で一杯!(2014.10.08)
- 谷町5丁目「味酒 かむなび」は石川県にご縁のご主人が営むミシュラン一つ星のお店(2014.08.12)
コメント