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2014/06/20

昨年オープンして早々に超人気店!予約の取れない金沢木倉町「旬肴・旬菜・宵酒 八十八(はとは)」

金沢市の繁華街に隣接する木倉町。この町は藩政期からある町なのだそうで、当時は材木蔵があり、それが町名に由来となっている。

いまは飲食店街として知られ、ディープなやきとり横丁から本格的レストランまで色々あるが、比較的コスパのいいお店が多くあるエリアだと思う。

また最近は、金沢のグルメ通達が通う人気店が新規・移転オープンしてきたりして注目を浴びている。

木倉町のお店については私のブログでも、これまでに数多く書いたことがある。

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さて、今日紹介する「旬肴・旬菜・宵酒 八十八」は、法島という金沢の街を一望できる場所にあった「玉響(たまゆら)」という夜景が最高の贅沢だったお店の料理長を務めていた方が、昨年春に独立されて作ったお店である。なお、「玉響」は経営が変わり、さらには今年2月に同じく法島地内に移転オープンしている。

「八十八」は新規オープンしてからすぐに人気店となり、金沢でも予約が取れないお店として有名である。私も何度か予約をいれるも、満席だったり遅い時間帯しか空いていなかったりして諦めた経験がある。

実は、ご主人がこだわりの方で、食材選びから下ごしらえから調理に至るまでお一人でされるとのことで、一度に多くの客が入ると、逆にご迷惑がかかるので時差を設けて予約を受けているとのこと。このあたりは、実際に料理を食べてみると本当に良くわかるのだが、一品一品手間暇かけて作られる料理で、目と舌で満足感を味わえる逸品ばかりなので納得できる。

今回、金沢百万石まつりを見に行くときに、3週間以上前に予約を入れ、やっと念願かなって行くことができた次第。

お店は「金沢都市美文化賞」受賞の町家を改装しているのだが、奥にもう一軒「ジンギスカン ハイカラトンボ」というお店があるで、そちらに入らないようにご注意を!

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暖簾もいい雰囲気を漂わせている。

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中に入ると落ち着いた空間で、カウンター席が7席。奥に小上がりのような個室がある。

093営業は夜だけで、コースとアラカルトメニューがある。アラカルトも色々品数が豊富なようだが、先ほども書いたが、一品一品丁寧な仕事をモットーにしているので出されるのに時間がかかることもある。初めて訪れるときはコースのほうがお勧めだ。

コースは4,500円から。我々は5,500円のコースでお願いした。

まずは生ビールで乾いたのどを潤す。

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最初に出されたのは「アジと甘エビの昆布締めの握り、枝豆」。いい塩梅の味付けで、これから出される料理に期待を抱かせてくれる一品だった。

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次に椀物が出される。

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「トマトのしんじょと完熟そら豆」。トマトはカウンターの上にも置かれていたが、有名な野菜農家、中野さんのお弟子さんが作っているもので、瑞々しくて甘み酸味と旨みが最高のトマトを使用している。それと、そら豆に完熟なんてあるのか!?と思ったが、見た目は色が沈んだ感じだが、味は本当に深みが合って美味しかった。

この次にお造りが出されるのだが、不覚にも説明を聞くのに神経がいってしまって写真を撮るのを忘れてしまった。一応気が付き途中で写真を写したのだが、見た目きれいでなかったのでアップするのをやめる。(^^;;

美味しそうなものが出されると時々そうなってしまうのだが、内容はなめら、生マグロ、しめ鯖、ボタンエビ。どれも新鮮で美味しい刺身だった。

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そして、八寸。これが酒のすすむ逸品ばかり。もみじの葉に隠れて見えないかもしれないが、左上から「焼ふぐ白子と大黒しめじの茶碗蒸し」「のど黒もずく酢」「生湯葉、オレンジミディトマト、生うに、アボガドの岩海苔浸し」「赤茄子の焼きナスちニシンの甘露煮」「ゴールドラッシュというとうもろこしのかき揚」「万願寺唐辛子の揚げびたし、ジャコ乗せ」の6品。

素材が秀逸な上に、発想が豊かで腕も達者!いいですねぇ~!

さらに、酒がすすむ品が続く。(^^;;

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「ズッキーニの薄衣揚げを肉味噌で」「完熟そら豆の天ぷら」「鰻の白焼き」の3種。鰻も値段が高くて最近はなかなか口にすることが少ないので、味わって食べる。

どれもが手間暇を惜しまず作られた料理の数々。素晴らしい!これは時間がかかるはずだわ!

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こちらは「新鮮な地元野菜と鯛のからすみ」。あら塩で食べると野菜の甘みが引き立つ。鯛のからすみも珍しいが、これもご主人の自家製。上品な塩辛さで日本酒に最高。

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ご飯の前の一品は、「ふぐの白子の汁仕立て」と、

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「稚鮎の天ぷら」が出された。鮎の季節ですね~!

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最後のご飯は、この日は牛スジ肉のカレーか完熟トマトのお茶漬けの2種類から選ぶことができたので、我々は両方ともお願いした。

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私は茶漬けの方を食べたが、トマトもこの味だったらお茶漬けでもイケル。さっぱりとした酸味が心地よい。

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デザートは野菜を使った珍しいレンコンのムースと、このアイスは胡麻豆腐だったかな……?忘れてしまった。(^^;;

以上で5,500円のコースだが、値段以上の魅力が詰まっている。さすが評判に違わぬお店。人気にならないわけがない!素晴らしい!

八十八 (ハトハ)
石川県金沢市木倉町6-6
TEL 076-260-8166
17:30~24:00
日曜休

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