閑静な住宅街にひっそりと佇む目黒区五本木「ボンシュマン」はミシュラン一つ星
毎年恒例になってるが、妻の友人夫妻との東京での会食について書きたい。
小松に住んでいると、本格的なフランス料理を楽しむことが意外に少ない。
日本全国大体そうなのだが、ビストロのような気軽に楽しめるお店が多くなっているからかもしれない。
今日紹介する「ボンシュマン」。場所は東急東横線の祐天寺駅と学芸大学駅との間くらいにあるのだが、大きな道から少しわき道に入ったところにあるので見過ごさないように注意が必要だ。
「ボンシュマン」のオーナシェフ花澤龍氏は、4年半のフランス滞在で合計7つの星付き店で修業。その後日本に戻り、有名店でスーシェフやシェフとして活躍。2002年9月に五本木に「ボンシュマン」をオープンさせオーナーシェフとして今に至っている。
住宅街にひっそりとあるお店なのだが、知る人ぞ知るお店で、いまはミシュランの一つ星を継続的に維持しているところだ。
伝統的なフランス料理をベースとしながらも、旬の素材を大切にした日本人の舌に合う味を追及している方だ。
また、小食な方や、多くの種類を楽しみたい客のことを考えて、全部の料理をハーフポーションにしたり、一部の料理を3分の2ポーションしたりするなどの設定もされているのがうれしい。
まずはシャンパンで乾杯!
あらかじめテーブルに置かれていたのは、「鴨肉のスモーク」。
その後、前菜が出される前にアミューズ・ブーシュ(Amuse bouche)が出された。この日は友人夫妻と一緒だったので話に夢中で、料理が出されるときに説明を受けたのだが、どんな説明を受けたかほとんど記憶がない。(^^;;
こちらはスープのように見えるがスープ仕立てのアミューズ・ブーシュである。
あと、妻のほうも、肉系の一見、クリームブリュレのようなアミューズ・ブーシュだった。
メニューは、シェフのおまかせ(税別8,700円)、好きな組み合わせで3品チョイスできるメニューA(税別6,500円)、メニューB(税別4,900円)の3種が基本だがアラカルトでも頼むことが出来る。
我々はメニューAでお願いすることにした。
先ほども書いたが、私は前菜中心でワインを楽しみ。メインをハープポーションにしてもらった。あとのメンバーも、メインをハーフにしたり個々のお腹の具合で頼んでいた。
前菜は、私は「南仏野菜と穴子のテリーヌ」でたっぷり野菜に火を入れて冷し固めたテリーヌと、
「特選カツオの瞬間マリネ」。こちらは厳選カツオを厚切りにして、4種類の薫香で楽しむことが出来る。4種類の薫香を個別につけて食べたり組み合わせたり。味の変化を楽しむことが出来るし、料理人のセンスを感じさせてくれる。
ちなみにハーフだと、こんな量になる。かつおの身の厚みが違う。
こちらは肉系の「2種のフォアグラの盛り合わせ」。香ばしいポワレとねっとりとしたテリーヌの盛合せで、自家製のイチヂクのジャムが添えられている。
メインは、私は当然魚で、この日は鯛。これでハーフサイズだがボリューム的にも満足。身も素材の良さを感じてソースと合っていた。
私以外は肉のメイン料理を頼んでいるが、妻は「鴨モモ肉のコンフィ」を頼んだ。塩やスパイスでマリネした鴨肉を、その脂で柔らかく煮たもの。皮がパリッと焼かれていて美味しかったそうだ。
あとは「和牛カイノミ肉のステーキ」。ちょうどわき腹のあたりにあり、貝のような形をしているのでそう呼ばれており、やわらかいけど歯ごたえのある部位だそうだ。
デザートの種類も豊富で、4名で色々出されたが、私はムース状のものにチョコアイスやナッツ系が乗せられ、シロップのようなものがかけられているデザートだった。
ただ、この時点では相当ワインを飲んでいたので、残念ながら味の記憶がない。(^^;;
ワインは友人夫妻におまかせしたのでわからないが、大体1万円程度のものを頼んだ。4人でワインを3本空け、乾杯のシャンパンを含め、これらの料理&サービス料など込みで一人15,000円ほど。ちょっと飲み過ぎたかな?(^^;;
しかし、ミシュラン一つ星で、料理のクオリティ、サーブの上品さ、個室で静かに食べることが出来たことなど考えれば納得できる値段だと思う。
ハレの日には、このぐらいの贅沢をしてもいいだろう?ご馳走様でした。
ボンシュマン
東京都目黒区五本木2-40-5
Beat101
TEL 03-3791-3900
11:30~14:00 18:00~21:30
水曜休
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