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2014/04/21

3月に食べたもの飲んだもの石川編「芝寿し」金沢釜めしと酒造りのレジェンド農口尚彦氏「農口酒造」

恒例の未公開編。今回は3月に行ったところや食べたものなど、まだ書いていない内容について書きたい。

今日は、その3月編の2回目で地元石川編である。

これは、「芝寿し」が夕方3時限定で販売している「金沢釜めし」。

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石川県産コシヒカリを使い味付き炊き込みご飯の釜めしで、上に乗せられている具材もたっぷりで、鰤の照り焼き・カニ身・加賀レンコン・五郎島金時など地元の食材を10種類ほど使った贅沢な釜めしである。4月30日まで販売しており1個840円。

ちなみに、「芝寿し」の創業の地でもある片町店が、先月、再開発のために閉店した。

お次の話題は、一度ならず二度も引退してからの再々復活を遂げた、能登杜氏四天王の一人、農口尚彦氏が造った初めての自前ブランドの日本酒「農口」について。

農口尚彦氏については日本酒の世界では超有名人で、あまり詳しく書く必要はないと思うが、平成18年に卓越技能者に贈られる「現代の名工」に認定され、平成22年にNHK「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも「魂の酒、秘伝の技」というテーマで取り上げられたほどだ。

私もその番組を見たが、酒造りに欠かせない水の温度を、自分の肌で感じピタリと当てたほどのプロフェッショナルぶりに感心させられたのを覚えている。

また、今年の酒造りの様子は、和風総本家でも紹介されていた。

さて、農口酒造は、能美市の山本酒造という数年前から休んでいた酒蔵を取得して今年から自前のブランドで酒造りを始めた。

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今年作られるのは1万2千本ほどだというが、すでにほとんどが予約が入っていて、売られる本数は少ないと聞く。

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私も手に入れるべく、まずは酒蔵に直行。

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ご覧のように、石蔵に大きく「農口」と書かれている。

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しかしながら、こちらでは買うことが出来ず、玄関にご覧のような張り紙が出ていた。県内ではご覧の4軒だけしか扱っていない!これは急がなきゃ!

そして、すぎその足で向かったのは、小松の平和堂のそばにある「やまきゅう」という酒屋さん。

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いやはや、凄い光景である。壁一面に積まれているのは「農口」の箱箱箱。

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中もほとんどが「農口」ばかり。当然、冷蔵庫の中も「農口」であった。

しかし、ご主人に伺うと、ほとんど予約済みで、今日たまたま入って売れるものがあるとのこと。

で、買い求めたのがこの2本。

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「純米大吟醸 農口」の一升瓶(6,090円)と、山廃の農口と呼ばれるほど、山廃造りの酒が有名な「山廃吟醸 農口」の四合瓶。両方とも「生しぼり 無濾過原酒」である。

さっそく買ってきた日に飲んだが、常きげんのときの農口さんのつくった酒とは、また違うような気がした。

「農口酒造」では彼がつくりたかった酒だそうだが、生まれ育った能登の酒のように、少し甘さを感じることが出来、とても力強く、それにフルーティーな味と香りを楽しめるいい酒に仕上がっている。

たぶん、現時点では今年の分については、手に入れることは難しいかもしれない農口さんの酒であるが、すでに80才を越える年齢の農口さん、あとどれだけ現役で酒造りを行うことが出来るかわからないが、いつまでもお元気で頑張って欲しい気がする。

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