東京水道橋「能登美(のとみ)」は能登七尾漁港より朝捕れ空輸の味覚を味わえる海鮮居酒屋
今日で東日本大震災から3年。改めてお亡くなりになられた方々のご冥福をお祈りいたします。また、私も一昨年に被災地で、ほんの少しだがボランティアに行きました。ほとんどお役に立てなかったですが、現地の人は「来てくれるだけでうれしい」と言っていたことが記憶に残っています。
さて、本題です。東京でふるさと石川の味覚を味わえるお店があるのはうれしい。
出張で東京に行った折に宿泊先のホテルにほど近い場所に「能登美」があった。
こちらのお店は店長の出身地が七尾ということで、能登七尾漁港より朝捕れの魚介類を空輸しているようである。
場所は東京ドームのすぐそば。白山通りから少し入ったところにあるのだが、ちょっと場所的にはわかりづらいかもしれない。
さて七尾湾は石川県の能登半島に位置する湾で、日本海に流れるリマン海流と対馬海流の潮境の恵みを受け、さらに立山連峰から富山湾に流れ込む豊かなミネラル豊富な地下水系から良質な漁場を形成しており、いわば天然の生け簀のようなところなのだ。
そんなキトキトの魚介を東京で食べることが出来るのはうれしい限りだ。
この日は会社の人と二人で訪れる。ちょうど一週間ほどまえに予約を入れたのだが、その時点で空きはカウンター2席だけ。人気の店なのだ。ただ、お店自体もそんなに広いわけではなく、20数人入れば満席のお店だ。そのため今年1月に近くに別館をオープンさせたようで、人気も順調に拡大しているようである。
カウンターの上には石川県の地酒もたくさん並んでいる。これも石川県人としてはうれしい。
さっそく生ビールを注文し、何を食べようか品書きを見渡す。
まず頼んだのは、こちらの「刺身五点盛り(1,980円)」。サザエ、鯛の子付け、〆鯖炙り、ブリの子がんど、はちめ。すべてが七尾で獲れた魚介ではないだろうが、どれも美味しかった。
こちらは珍味3点盛りで烏賊の黒作り、赤造り、鯖の糠漬け(へしこ)。これは酒がすすむ!
「たこさつま揚げ(580円)」は我々が石川県から来たことで、サービスで出してくれた一品。自家製で出来立て熱々!美味しい。
七尾直送の「絹もずく酢(380円)」。
こちらも七尾から直送の「なまこポン酢(480円)」。なまこは私も好きな食べ物だが、コリッとした食感でよかった。
「天然ブリのハラス燻製炙り(680円)」はスモーキーで脂が凝縮され味わい深い一品となっていた。
我々はこれらを食べながら、石川県の地酒を中心に飲んだ。
写真はそのうちの一つ。手取川限定酒(春)純米辛口である。白濁したにごり酒で少しの甘さと酸味が心地よい。
そして、こちらのお店のもう一つのお勧めが、目の前で焼く「海鮮浜焼き」である。私たちはこちらの上盛りをオーダーした。
上盛にはさざえが2個、はまぐり4個、海老2尾、ホタテ、鳥貝2枚、めぎす2匹、野菜6種で2,980円である。食べ応えもあり、自分で焼いて食べる旬の魚介と野菜は最高である。
最初、ホタテを能登のいしるを使った出汁醤油で焼き、その煮汁に他の魚介や野菜をつけて食べる。これがいい塩梅である。ホタテの旨みが素材をさらに引き立たせてくれる。
ただ、ホタテの安定感がイマイチで、焼いているときに大事な煮汁がこぼれてしまう。もったいない。
さざえは別に焼いてもらった。鳥貝も身が厚くて美味しい。
このあたりで我々もお腹も十分ふくれてきたので、今回はご飯系は頼まなかったが、ご飯物にも美味しそうな品が並んでいた。また次回頼んでみたい。
これで二人でお酒を8杯ほど頼んで締めて14,000円強。
東京で石川県の素材や料理を食べさせてくれるところは、どちらかといえば加賀料理などの高級系のお店が多いので、このような比較的手頃な値段で郷土石川の味が楽しめるのはありがたいことだ。
東京の読者の方、それに石川県から東京に出張される方も、一度行ってみてはいかがだろう。おすすめである。
能登美(のとみ)
東京都文京区本郷1-14-5
TEL 050-5868-2531(予約専用番号)
03-5805-1808(問合せ専用番号)
15:00~23:30
無休
| 固定リンク
「東京・横浜のグルメ(和カテゴリー)」カテゴリの記事
- 4月未公開編。小松空港「カフェ&ビアダイニング 空門」水道橋「そば居酒屋 やす田」(2016.05.18)
- 水道橋の人気の立ち飲み「うけもち」は300円均一でサクッと飲んでお財布にやさしいお店(2016.05.14)
- 水道橋の人気の立ち飲み「スタンドヒーロー」で人気の超分厚いハムカツで酒を飲む(2016.04.26)
- 地元石川にご縁があるお店には行きたくなりますね「百万石のおもてなし 金沢乃家 九段下店」(2016.01.27)
- 「嵯峨谷 水道橋店」は立ち食いのお店と同じくリーズナブルに美味しい蕎麦を食べられます(2016.02.02)
コメント