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2014/03/08

大阪西本町のフランススタイルのネオビストロ「アニエルドール(agnel d'or)」はビストロノミー

大阪に住んでいたときは本町のど真ん中に住んでいた。そのときに靱公園あたりはよく通ったし、色々なお店にも行った。

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そんな靱公園から本町通を越え南に歩くと、今日紹介する「アニエルドール(agnel d'or)」はある。

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「アニエルドール(agnel d'or)」は、昨年8月に出来た新しいお店で、私が住んでいたときはなかったお店だ。

オーナーシェフは、フランスのリヨンやフレンチバスクで修行されたようだ。バスク料理といえば、この近くにある人気店「エチョラ」を思い出す。

本格的なフレンチをカジュアルな雰囲気で楽しんでもらいたいというオーナーの考え方があり、内装などもカジュアル路線である。

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ご覧のようにオープンキッチンで開放的。店内も明るく清楚な感じでまとめてある。このあたりは「エチョラ」にも似ている。席は12席。当然この日も満席だった。

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料理のスタイルは表のサインにも書かれている「Cuisine Francaise」。しかし、伝統的なフランス料理というより、バスク地方や和食、エスニックのテイストをうまく取り入れた、いわゆる創作系のフランス料理である。そういえばシェフはフランスに渡るためには日本で鮨のお店で修業もされていたそうだ。

ちなみに見出しに書いた「ビストロノミー」とは、カジュアルなレストランを意味する「ビストロ」と美食を意味する「ガストロノミー」を掛けた造語で、カジュアルな雰囲気の中で本格的なフレンチを味わってほしいという願いが込められているようだ。

今回はランチにお邪魔した。ランチメニューはコース1種類で値段は何と!1,500円である。この値段で前菜とメインもしっかりとした内容でいっさい手を抜いていない。もちろん、ディナーもリーズナブルな設定で、いまこのあたりのフランス料理店では超人気のお店の一つとなっている。

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まずアミューズが出される。カブを使ったスープ。少し甘めだが、これから出されるであろう美味しい料理の数々への期待を高める一品だった。

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entree(前菜)は、私は「魚介と生ハムのタルティーヌ,トマトのスープ」。

タルティーヌとは、バゲットやカンパーニュにおかずをのせて食べること。

この日の魚介は、わかさぎ、イカ、旬のホタルイカ。生ハムの味も濃くおいしい。

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こちらがバゲットとオリーブオイルで、しっかりとした外側と、ふんわり、モチッとした中身で美味しい!自家製?

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これはやはり泡物でも頼まずにいられません!昼間からカヴァです。(笑い)

オリーブオイルもとてもフレッシュで香りもよかった。

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妻のほうは、「岩手ホロホロ鶏ムース, インカの目覚めとチーズのワッフル」。

皿の周りの紫色(茶色に見えるかもしれないが)のソースは、紫マスタード。そして右に振りかけられているのはミモレット。妻も美味しいと言っていた。

前菜だけでも、シェフのセンスの良さが伺われる。

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Plats(主菜)は二人とも「本日の鮮魚,十穀米とアサリのリゾット,グリーンカレー」。

本日の鮮魚は「ツバス」。関西では30cm~40cmぐらいのブリの子供のことを指す。北陸ではフクラギとコズクラの間でハマチとも呼ぶクラスだ。でも脂の乗ったツバスはブリ並み?

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ソースもよかった。カレー味もほんのりとして上品。メレンゲのようにふわっとした感じに仕上げていて、中に十穀米とアサリのリゾットを包み込んでいる。アサリの旨みもリゾットに染みこんでいて、これまた旨い!

1,500円のコースはここまでで終わりである。しかし、この内容で1,500円とは驚きである。

食材の種類も色々使われていて食べるものを楽しませてくれるし、食感や味の違いを巧みに引き出し、さらには料理の見栄えも考えられ美的にも絵になる料理ばかりだ。出されたものすべてがアーティスティックで素晴らしいコンビネーションだ。

デザートと飲み物は+500円追加料金がかかる。

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我々はもちろん頼むことにしたが、これまた+500円という値段から考えると大満足。
私は、「ホワイトチョコのガトー,木苺のソルベ」と、

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ハーブティ。

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妻は「黒ゴマのリ・オ・レ,ミルクのアイス,クランブル」と、

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コーヒーを頼んだ。

妻の頼んだ「黒ゴマのリ・オ・レ,ミルクのアイス,クランブル」のほうが、私も少し食べたが面白かった。透明な二重のガラス製の器に盛られて出された。

リ・オ・レはフランスでは定番のデザートだが、お米をミルクで柔らかく煮た甘いリゾットのようなもの。黒ゴマがいいアクセントになっていた。

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この日は満席の客が短い時間に入ったため、我々のデザートが出された後、飲み物が運ばれてくるまでに少し時間がかかった。それで、お詫びということで普段は1種類の小菓子しか付かないのだが、2種類の小菓子を出してくれた。

さて結論だが、このあたりはフランス料理の名店も多く競争も激しいのではないかと思うが、このクオリティであれば何の心配もいらないだろう?

すでに人気店となっているので、ランチについても予約必須のお店で、ディナーにも行ってみたいお店である。

アニエルドール(agnel d'or)
大阪市西区西本町2-4-4
TEL 06-4981-1974
12:00~14:00
18:00~21:00
不定休

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