御菓子城加賀藩の加賀藩文化村内の楽しみ方?「人間国宝館」は工芸王国石川を一同に見ることが出来る
だいぶ昔のことになるが、高速道路網も今ほど整備されていない時代には、ドライブインが全国至るところにあり繁盛していたものだ。
しかし、飛行機や新幹線も航路と路線を拡充され、車も長距離の場合は高速道路を使って移動することが一般的になってきたときから、一般道にあるドライブンイン施設は相当数閉鎖されてきた。
また、現在残っている施設も、多くは経営的には苦しいのではないかと思う。
その後、普通のドライブイン形式では経営的に難しいと考えたところは、コンセプトをより明確にした、いわばテーマパークの要素を持った形に進化させてきている。
今日紹介する「御菓子城加賀藩」もその一つで、加賀市にある、いわばお菓子のテーマパークのような施設である。
意外に広く、敷地内には、ご覧の「人間国宝館」という、石川県の人間国宝に認定されている方の作品を展示している、いわば美術館のような施設があり、無料で公開されている。
ここは、最初入る前は期待していなかったのだが、なかなか見ごたえがあった。
石川県は工芸王国と言われ、多くの人間国宝や文化勲章受章者を輩出しているところだ。その石川が生んだ県内在住の人間国宝(故人含む)の作品(現在は8名)を一堂に展示しており、じっくり見て歩くと2時間ほどはかかりそうな充実した内容であった。
昔お会いしてじっくりお話をお聞きし、その後、毎年年賀状までご丁寧に頂いている、輪島塗のきゅう漆の人間国宝、小森邦衛氏もその中の一人で、彼の作品は「籃胎」「曲輪」「はりぬき」という技法でつくられた素地の上に漆を塗り重ねて作る、素晴らしい作品である。
人間国宝の作品ともなると、お値段も相当高く、最初にお会いした10数年ほど前に買い求めておけばと後悔している。(^^;;
なお「人間国宝館」の施設は、同じグループ企業のジャパンドームハウスが作っているドームハウスで作られている。
私も昔行ったことがある阿蘇ファームランド内にある約450棟ものドーム型宿泊施設「阿蘇ファームヴィレッジ」に大量に納入されている。
あと、御菓子城加賀藩には、前にも紹介したことがある「日本折紙博物館」やメイン施設「御菓子城加賀藩」。レストラン施設「そば処古九谷」、「庭園喫茶 洞夢」などがあり、観光客が楽しめる施設となっている。
御菓子城加賀藩
石川県加賀市加茂町ハ90-1
TEL 0761-77-0100
8:15~17:00
12月~3月8:15~16:00
無休(12/30・31日休み)
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