中国で上海リニアモーターカーで最高時速430kmと中国新幹線を初体験
返還前の香港には行ったことがあるが、中国本土には初めて行ってきた。
いま、中国との関係がぎくしゃくしている。実はこの記事は一昨年秋に行ってきたものだが、そのあと、例の尖閣列島の領有権問題がありアップするのを控えていた。
だが、現状改善の兆しも見えないので、ここらでアップしてしまう。(^^;
今回は仕事で行ったので、特に観光地を回るということはなかったが、とりあえず、移動時に乗った上海リニアモーターカーと新幹線、それに少し街並みなどについて書きたい。
上海へは関西空港から飛び立った。まず、京都から「はるか」で移動。
航空会社は中国東方航空。小松空港にも乗り入れているが、今回はスケジュールの関係もあり関空からとなった。
エコノミーの食事はこんなもの。魚とチキンをチョイスできたが、姿が見えないが、これは魚。しかし、海外に出ると日本のお米が本当に美味しいことを再確認する。残念ながら中国で食べたお米はどれも美味しくなかった。(^^;;
関空を飛び立ち2時間ほどで上海浦東国際空港に到着。やっぱり上海市区人口が1870万人もいる都市の空港はデカイ!スケールが違う。
そのまま、リニアモーターカーの駅に向かう。空港から上海市内までの約30kmを7分半で結ぶ、地上を走る最速交通機関だ。
ただ、乗客は少なく、乗っているのも日本人を含む外国人が多かった。
加速はほとんど音もなくスムーズ。2~3分で最高速度の430kmに達した。高速走行時は横揺れはあるが、そんな速度だと感じることはないほど静かだ。だが、併走する高速道路の車が止まって見える。
ほんとうに、アッという間の乗車。料金は40元で日本円で約520円。(いまのレートでは700円弱ぐらいになる)
お次は、上海から南京に移動するときに乗った京滬高速鉄道(けいここうそくてつどう)、つまり新幹線である。
2011年7月23日に発生した追突事故も、まだ記憶に新しい。
私が乗車したのは上海虹橋駅を17:55に出発し、301km離れた南京南に19:09に到着する2番目に早い列車で、途中では1ヶ所しか停車しない。
しかし、上海虹橋駅の大きさにはびっくりした。ホームの数だけで20本以上。チケットを買うにも長蛇の列で、とても日本人一人で買うには勇気がいる。
今回は案内してくれた現地の人がいたので、スムーズに乗ることが出来た。
ホームに降りると、隣にはどこかで見た車両が停車していたが、こちらは日本の東北新幹線「はやて」をベースに作られた車両である。
私が乗ったのは別の車両で、今回は一等車両。日本で言えばグリーン車かな?二等車は5列だが、こちらは4列でゆったりと乗ることが出来るし、中国人が少ないからかとても静かである。なお、一等車に乗ると、ミネラルウォーターとジュースかコーラとお菓子をサービスしてくれる。(余談だが、中国人の人たちは本当にうるさい(^^;;)
あと、定刻は17:55だったのだが、何と17:53には発車してしまった。日本では考えられないことだ。(^^;;
上海の市内を走る間はスピードも控えめだったが、上海を抜けると、ほとんどが時速300km運転であった。肝心の乗り心地は快適だった。
最後に、今回は仕事で行ったので観光はなし。ただ、南京で仕事を終わらせ、夕飯までの時間に少し余裕があったので現地の人に案内してもらい、南京で一番高いビルである紫峰タワーの展望台に登ってきた。紫峰タワーは、南京では一番高く、現時点で世界7位のビルで、高さ450m。89階建てでオフィス・ホテル・商業施設などが入居している。
展望台は72階(287m)の位置にあり、南京市街や紫金山や玄武湖などを望むことが出来る。料金は80元(1,000円強)とちょっとお高い。
上海も南京も、街の中はまだまだビルの建設ラッシュが続いており、本当に活気溢れるところであった。しかし、交通マナーは悪く、日本人には運転は難しい気がした。
地下鉄開通は比較的新しく、駅も車両もきれいであった。
南京もそうだったが、上海も街は全体的に埃っぽい感じがした、特に南京は内陸部ということもあって、モヤッとした感じが一年中続くらしい。
最後に、帰りの飛行機も中国東方航空。8:10発だったので機内では朝食が出されたが、中は餃子とスクランブルエッグであった。味はまずまずだった。
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