加賀大聖寺「工芸空間フゾン」は町屋を再活用したカフェとアトリエギャラリー空間で心地よい
「工芸空間フゾン」は、2011年5月に絹問屋だった町屋をリノベーションしたギャラリーカフェである。オープンしてから、ちょうど2年半ほど経過したわけだ。
築130年の町屋で、その佇まいは年月を十分感じさせてくれており、その空間をうまく利用したギャラリーカフェを営んでいる。
行った日は日曜日だったが、あいにくの雨の日。北国街道沿いにあるお店は、雨に打たれしっとりとした雰囲気になっている。
格子戸を潜り抜け、本当に昔ながらの土間を歩いて中に入ると、天井が高い吹き抜けの空間が広がる。元々が絹問屋という商家だった面影を垣間見ることが出来る。
ちなみに、お店の名前「FAISONS(フゾン)」は「作りましょう」と言う意味なのだそうだ。
靴を脱いでカフェとアトリエギャラリー空間に入る。この日ギャラリーは、「-ガラス作家-田聡美」展をやっていた。ちょうど、ご本人もその場にいらっしゃったので、作品の説明を聞きながら作品を見ることが出来た。非常に女性らしい感覚の可愛いガラス作品を作る方で、「へぇ~!」と思わず口に出してしまう作品ばかりだった。
金沢牧山ガラス工房に所属している彼女は、クリスタルガラスの小箱を制作を得意にしているようで、写真の左側がその作品。右側は、レース模様のデザインの作品はその名も「Lace」。キルンキャスティングの技法で形にしている。
こちらは、見た目はお菓子のグミのようだが、ガラスでお香スタンドや帯止めなどを作っている。
我々は道側に面したカウンター席に座った。格子の窓から柔らかく外の光が室内に差し込んでくる。
カフェメニューは思ったより種類が豊富で、夜はお酒も飲める。
妻は「本日の気まぐれコーヒー(500円)」を頼んでいた。この日は深煎り、中煎り、浅煎りの3種で、彼女の頼んだ、一番深煎りの「インディア・APAA ブルックリン農園」というコーヒーは、インドでは珍しい単一農園物で栽培されたもの。深煎りだがさっと引く苦味が爽やかな味で美味しい。ちなみにコーヒーはサイフォンで入れられる。
こちらは一緒に頼んだ「チーズケーキ(400円)」。自家製ケーキで濃厚な味。
私は「本日の気まぐれ紅茶(500円)」の中のアールグレーを頼んだ。
同時に頼んだのは「王秋梨のパウンドケーキ」。梨がいい具合になじんでいました。
ちなみに、ケーキ類は飲み物と一緒に頼むと50円引きになるのがうれしい。
福井方面からのお客さんも多いそうだが、街中に、こんな素敵なお店がある大聖寺もなかなか侮れない街である。
工芸空間フゾン(FAISONS)
石川県加賀市大聖寺山田町26
TEL 0761-75-7340
10:00~19:00
木曜休(個展会期中は無休)
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