山中温泉の手打蕎麦「だんくら」は福井県産のそば粉で打った越前そば
明日は大みそかということで、今年最後の記事は蕎麦の話題を!
福井県は、ご存知「越前そば」で有名な蕎麦どころである。
私も昔は、福井まで蕎麦を食べに出かけたものであるが、近年は石川県でも美味しい蕎麦を食べさせてくれるお店が色々出来たので、わざわざ福井まで行くことはなくなった。
そんな折に、山中温泉でも福井県産のそば粉で打った美味しい蕎麦を食べさせてくれるお店があるということで出かけてきた。
場所は小松方面から山中温泉に向かうと、四十九院トンネルの手前、鞍掛山登山口に近い場所にある。メインの道路からは少し離れているため、知らない人は行かないだろう?いわば隠れ家のような蕎麦店だ。
お店の前に掲げられているのぼりには「おいしい福井県産そば使用店」と書かれている。
まだ真新しい建屋で、中に入ると、入り口にご覧のような福井県知事からの認定書が掲げられている。
お店のご主人、岡本さんは、福井県池田町にある「ふるさと道場」で修業されたようで、ここ「だんくら」は2012年7月にオープンした新しいお店である。お店の奥には蕎麦を打つ部屋もある。
ちなみにお店の名前の「だんくら」とは、山中の方言で「腕白・粗野」という意味なのだそうだ。
福井の蕎麦といえば、個人的に勝手に一番だと思っているのは「おろしそば」である。
挽きぐるみの太めの田舎蕎麦の趣きに、辛み大根のおろしがアクセントを加えてくれて好きである。
ということで、「おろしそば(600円)」を注文して、出されたのがこちら。
おや?意外に細めだぞ!?蕎麦は外二と呼ばれる蕎麦10に対して小麦粉2の割合で打たれているそうだ。
見た目は上品だが、しっかりとした蕎麦の風味とコシの強さで、「なるほど!」という感じの蕎麦ではないか!?
もしかしたら、石川県の人は「のどごし」の良さも大切にしているので、こちらの嗜好に合わせて細めに切っているのかもしれない。
食べ終わる頃を見計らって、そば湯を出してくれた。
あと、食べていると、目の前の壁に「半熟卵の味噌漬け」という文字が目に入った。
250円と高めの値段設定だったが、興味がわき頼んでみた。
これが中々旨い!味噌の旨みがいい塩梅で半熟卵に染みこんでいるではないか!日本酒でもちびりと飲みながら食べると最高である。
石川県にある蕎麦屋としては、少し異質ではあるが、こんな蕎麦屋さんにも頑張って欲しいと思う。
さて、今年の記事のアップは今日が最期となります。また来年も引き続きよろしくお願いします。それでは良いお年を!
だんくら
石川県加賀市山中温泉中津原町ハ124-6
TEL 090-8094-3187
11:00~16:00
火曜休
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