福岡春吉「うわのそら」は酒屋さん経営で、九州の酒と地元の素材で作る肴にこだわりのお店
福岡も玄界灘という、よい魚場を近くに抱えたグルメの街として有名である。
私も2年間住み、その後も出張などで毎月のように訪れ、それらに舌鼓を打った。
今回、半年振りに福岡に出張があり、社員とともに中洲をまわり、今回紹介する「うわのそら」に行った。
知ったのは福岡の有名グルメブロガー、モサオさんの記事で紹介されていたから。調べるととても高評価のお店だったので、迷わずここにすることにした。
国体道路から一本南に入ったところ、ジャスマックのすぐそばにある、少しわかりにくいかもしれない。
入り口も奥まっていて雰囲気もいい。もちろん、中もシックな内装でまとめられている。大人の空間だ。
私がお邪魔したときはカウンターに先客が1名。この日は3連休明けの日で、お店の人も今日は空いていると話されていた。
お品書きを見渡す。Webで調べたときはコース料理も色々あるようだったが、今回はアラカルトで頼むことにした。
まずは生ビールとお通しの「炙り豚長芋巻き」。長月(9月)の突出しで、椎茸のソースで味付けしてある。旨みが凝縮している。
ここは、創業300年の若竹屋の仕込み水を「和らぎ水」として使っている。さすがこだわりのあるお店だ。
それもそのはず。実はこのお店は「とどろき酒店」という酒屋さんが経営しているのだ。そのため、酒、特に日本酒にこだわりのお店となっている。
たとえば、こちらの酒は和歌山の蔵元「雑賀酒造」の「雑賀 雄町 純米吟醸 ひやおろし」である。雑賀酒造は、元々は食酢の醸造をしていたところで、その後、和歌山特産の梅を使った梅酒などの醸造で有名な酒蔵だったそうである。
この酒は一杯300円の「今宵のゴリ押し酒」という一人一杯までの限定提供されていた。
また、日本酒に合う肴や料理ばかりを揃えていて、日本酒好きにはたまらないお店である。(上の写真は焼酎だが(^^;;)
では、食べたものを紹介して行きたい。
まずはサラダで「うわのそらサラダ(850円)」。二人に取り分けてもらった量である(以下の料理全て取り分けてもらっている)。
色とりどりの野菜がてんこ盛り。ビタミンで体もリフレッシュ!
実は、最初、上に乗せられているのが鶏肉だったのだが、私が苦手だと伝えるとカニの身に差し替えてくれた。心遣いもありがたい。
こちらは「今宵の三種とごま鯖盛り(2,800円)」。福岡に住みはじめて知った「ごま鯖」。すっかりファンになってしまった、福岡に来ると必ず食べたいものだ。
ゴマサバはこちらのお店特製のゴマダレで、少し甘めのテイストながらゴマのエキスがたっぷり入っている感じ。
あとはカツオのタタキとイカ。梅肉ご乗せられているのは何だっただろう?忘れてしまった。(^^;; 少し炙ってあって身の弾力が素晴らしかった。
魚は主に五島列島のものを使っているらしい。
これは「里芋万頭 鯖味噌(950円)」。里芋のねっとり感を残しつつ鯖味噌のコクのある味がマッチしていて美味しかった。
最後は「鰯の酒盗焼き(1,200円)」。こちらも酒の肴には最高!
あと、締めのご飯ものや「五島うどん」なども美味しそうで捨てがたかったのだが、この後、博多ラーメンを食べるということであったので、今回はこのあたりでお開きとした。
うわのそら
福岡市中央区春吉3-12-24-2
BLUGE1F
TEL 092-761-1160
平日17:30~24:30
日祝17:30~23:00
不定休
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