ジンが100種類!大阪北新地「バー・ジュニパー(BAR JUNIPER)」は空間も含めて素晴らしいバーでした
「秋の大人の社会勉強」夜の宴会編「鉄人の店」のあとの2次会で訪れたお店「バー・ジュニパー(BAR JUNIPER)」を紹介したい。
2次会は団体行動から解放され個々に行ったのだが、私は妻と二人で、今回行ってみたかったジンの専門バー(実際は他のカクテルももちろんok!)「バー・ジュニパー」に向かった。
北新地のバーに行くのは久しぶりである。大阪に住んでいたときには北新地のバーを3軒ほど紹介したことがあるが、そのうちの一軒である「バー ベッソ」。こちらのバーは今年9月に香港に移転してしまった。しかし、香港とはまた思い切った移転である。マスターのシェーカーを振る姿が懐かしい。
さて、「バー・ジュニパー」。少し探してしまったが何とかたどり着いた。お店の顔となる入り口は重厚な感じである。オーセンティックバーの雰囲気ムンムン漂う。期待大だ!
中に入ると、上部にピカピカの銅版が張られたカウンター席と、2つほどのテーブル席。思ったより狭いお店である。
落ち着いた色使いとトーン。ライティングもうまい。ゆったりとした気持ちになりそうな雰囲気のバーである。
一番の特徴は、カウンター内の壁一面が引き出しになっていること。そしてそのセンターにはガラス製の天秤のオブジェが飾られている。これは中世ヨーロッパではジンは薬として売られていたようで、そのためインテリアとして薬局の薬箱をイメージして作られたものらしい。天秤も薬局のイメージから置かれているようである。なんとも凝った作りではないか!?とても雰囲気ある空間になっていてジンを飲むには最適だ。
引き出しは150個ほどあるようだが、一箱一箱にはジンが収納されている。全部で100種類ほどジンがあるそうだ。
余談だが、こちらのお店のトイレの洗面の蛇口は、ご覧のようにお酒の蒸留器を模している。ははは。これまた素晴らしい!
ここは人気のバー「エリクシールK」の川崎さんが作った姉妹店で、お店の名前の「ジュニパー」は、元々ジンという酒がイタリアの修道士がジェニパーベリーを主体としたスピリッツを作っていた記録があることが由来で、現在のドライジンも風味付けの副材料の一つとしてジュニパーベリーが使われていることがある。
こちらがジュニパーベリーの実を乾燥させたもの。苦味を含んだ松脂に似た香気をもち、パイやマリネなど、肉料理の香りづけによいとされる。
さて、中に入り、バーテンダーの高橋さんに、まずはお勧めのジンのカクテルをお願いすることにした。
そのとき同時に、ボンベイサファイヤやタンカリーなどの有名なジンはやめて、普段飲めないようなジンで作ってくれるようにお願いしてみた。
すると、出されたのが、こちらの「ジンリッキー」である。
私のはボタニスト(BOTANIST)という「アイラ・ドライジン」で作ったもの。少し柑橘系の香りがする。
妻のは、スコットランド最北のブラックウッド蒸溜所で作られた「ブラックウッズ ジン(BLACKWOOD'S GIN)」を使ったもの。
お次は、私は再度すっきり系で、妻はもっと強いものを所望してみた。
私には「ジンバック」が出された。
ジンのほうはMONKEY47というラベルにサルのイラストが書かれている、少し変わったジンを使っている。
名前に「47」と書かれているのは、アルコール度数が47%であること。原料として使われる植物の実、葉、根などが47種類あることなどを表しているようだ。
妻のほうはショートカクテルで「シルバーブリット」。
一般的にはドライ・ジンとキュンメルとレモン・ジュースを使っているのだが、お店ではオリジナルレシピなのだろう?ジンはウォルフシュミット。
おつまみで頼んだのは、チーズの盛り合わせ。
ミモレット、スモークタイプ、白カビ系、ハーブ入りチーズ(隠れて見にくいかもしれないが)白い容器に入れられている)の4種類が盛られていた。どれも美味しかった。
個人的にはミモレットがこれまで食べた中でも特に美味しいかったと思う。熟成期間が長いのかな?
ハーブが練りこまれたチーズも珍しくて美味しかった。
結論としては「バー・ジュニパー」はジンという一つの蒸留酒に絞り、店作りを行っている素敵なバーであった。一度行っただけでお気に入りのお店になった。ただ、残念ながら石川県から、そう行くことでできないが……。
バー・ジュニパー(BAR JUNIPER)
大阪市北区堂島1-4-4 NJビル1F
TEL 06-6348-0414
17:00~翌3:00
無休
| 固定リンク
「 大阪(バー・お酒)_」カテゴリの記事
- 日本酒好きにはたまらないお店!心斎橋「日本酒うなぎだに」で獺祭磨き2割3分もリーズナブル(2015.12.28)
- 大阪肥後橋の有名立ち飲み「わすれな草」は絶対忘れない名店で料理も本格的で酒がすすむ(2015.04.03)
- うめきた広場B1F ENOTEKAワインショップ併設のカフェ&バー「エノテカ・ミレ」でHappy泡タイム(2014.10.02)
- 靱公園のバラと京町堀「Punto e Linea(プント エ リーネア)」でホッと一息カフェタイム(2014.07.28)
- グランフロント大阪北館6F「Lis Larry(リズラリー)」で世界のビールと生牡蠣を味わう(2014.08.06)
コメント