神田小川町にある一軒家味噌鉄板素材焼の「味噌鐵 カギロイ」は嘗め味噌と新鮮有機野菜がウリ
日本人にとって、味噌は切っても切れないスローフードである。
特に米を主食として日本人としては、大豆を原料とする味噌は貴重なたんぱく質であり、今日のように味噌は調味料として見られることが多くなったが、元々は、おかずのような位置を占めていたようである。
そのような意味あいで、現在でも「ねぎみそ」「ピーナッツみそ(みそピー)」「ゆず味噌」「金山寺(きんざんじ)味噌」など、いわゆる「嘗め味噌(なめみそ)」というジャンルで呼ばれている。
さて、今日紹介する「味噌鐵 カギロイ」は、嘗め味噌と新鮮有機野菜がウリのお店であるが、ラーメンやうどん、肉や魚のような主食、さらには野菜のような主役ではなく、いわば脇役をウリに置くお店というのは、やはり都会だからこそかもしれない。
お店は神保町から西へ少し行ったところで、路地を入ってところにあるどちらかといえば目立たないお店の作りだ。中は町屋の古民家そのものの雰囲気。外観のイメージとは少し違ったが、我々の世代としては、これがなかなかいい空間であった。
ところで、私も調味料の中では醤油とともに大豆を原料とする味噌は好きである。
その中でも味噌は、単に調味料としてだけではなく、先ほども書いたが「おかず」としてもいい味を出してくれるのでうれしい。
まずは生ビールと、醤(ひしほ)につけた枝豆のお通し。
そして、最初に頼んだのは、こちらのお店でもっともウリのメニューのひとつである「嘗め味噌と食す産直農家さんの新鮮有機野菜」を嘗め味噌で楽しむ品を頼んだ、東京立川市 鈴木さんのボカシ栽培有機野菜、八ヶ岳 徳永さんの作る輪作栽培有機野菜、埼玉県小川町 久野さんの完全無農薬野菜などを、我々は金山寺(きんざんじ)味噌で食べた。
金山寺味噌は大豆・米・麦・野菜などを使った、和歌山県や千葉県の特産品の味噌で、甘みがあり野菜にはベストマッチ。野菜も新鮮で生のまま楽しむ。
味噌の種類は他にも、梅味噌・柚子味噌・鯛味噌・海老味噌・浅蜊味噌・雲丹味噌・にんにく味噌など色々あり、毎回違った味噌で味の違いを楽しむのもいい。一種類ごとに400円となっている。
次に、「本日の鮮魚のなめろう(650円)」はさわらであった。さわらのなめろうは珍しいかな?でも、なめろうはやはりアジが一番?
「本日の鮮魚 西京焼(950円)」はメダイ。ホクホクの身で、ほんのりと西京味噌の味がして酒の肴にGood!
こちらは、「もろみ味噌大根のじゃこと九条葱の出し巻卵(750円)」。もろみ味噌大根という名前に惹かれてオーダーしたが、甘みのある味噌で九条葱の食感も残りいい塩梅でした。
「味噌ポテトサラダ(500円)」も変わっているといえば変わっている。
「イカの塩辛 ひしほ味噌(450円)」も酒の肴。しかし酒の肴系ばかり頼んでいる。(^^;;
ということで、日本酒4種と焼酎ロックを一杯頼んで、締めて1万円弱。まぁ、コスパ的にはこんなものかな?
味噌鐵(みそてつ) カギロイ
東京都千代田区神田小川町3-20
TEL 050-5796-3004お問合わせの際はぐるなびを見たというとスムーズです。
月~金
ランチ11:30~14:00(L.O.13:30)
月~土
ディナー17:00~23:00(L.O.22:30)
日祝休
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