谷町四丁目「酒肴 和亭」は日本酒と料理のマリアージュを楽しめるお店!「なごみセット」はおすすめ
歳を重ねるごとに日本酒の美味しさが分かるようになってきた気がする。
若い頃はビールばかりで、そのうち、蒸留系の洋酒を飲みだしたが、日本酒・焼酎はここ12~3年前から飲みだした。
出張で大阪に行き、一緒に行ったメンバーとどこに行こうか思案してホテルの近くの「酒肴 和亭」に行ってみることにした。
ここは日本酒好きには有名なお店で、色々な土地の地酒と合う料理を作って食べさせてくれるお店なのだ。ちなみにお店には焼酎や洋酒などは置いてないというこだわりだ。
カウンター7席と、テーブル席が2人掛けと4人掛けが一つずつあるだけの狭いお店である。
一応、お店を調べたときに、頼むコースは決めていた。それは「なごみセット」である。一応、お店に入って品書きを見たが、やはり初志貫徹である。「なごみセット」を頼むことにした。
なごみセットは、6種類の料理にそれぞれ違う種類の地酒がついたセットで、料理に合わせてお店の人が合わせてくれるハーフショットの日本酒を楽しめるという粋なセットなのである。
先付けは「鮎の酢〆酢味噌」で、合わせる酒は京都伏見の「蒼空 美山純米」である。すっきり最初の酒としては良かった。鮎の酢〆酢味噌というのも珍しい。
お造りは「かつおの塩たたき」で、合わせる酒は佐賀の「東一 純米」。
かつおは目の前で炙る。塩だれとニンニクチップの粉をかけて食べる。かつおも戻りがつおの時期となり脂も乗ってきていて美味しかった。
蒸し物は「鱧の茶碗蒸し」で、合わせる酒は福島の「会津娘 純米」。
純米だが人肌の温燗。意外に濃厚な茶碗蒸しにも合っていた。鱧の食感もいい。
焼き魚は「鮎の塩焼き 蓼酢(たです)」で合わせる酒は山形の「山形正宗 辛口純米」。
こちらも燗であったが、純米のすっきりとしたのみ口で、鮎の香りと蓼酢のさっぱりとした後口を邪魔しない。沢蟹も季節感を演出している。
煮魚は「きんめ煮つけと季節の野菜」で、合わせる酒は石川の「天狗舞 山廃純米」。こちらも燗酒だが、金目鯛の脂の乗った味には適していた。金目鯛は煮付けに限る!
しかし、この金目鯛はデカイ!目玉が3cmほどの大きさで、身がほっこりとして味が染みていた。
最後は揚物で、「たこの天ぷら」。合わせる酒は秋田の「刈穂 吟醸 六舟」。
お店のメニューではここも石川の酒「手取川 吉田蔵 大吟醸」と書いてあったのだが、吟醸酒にダウンしてしまった。
料理6品と酒6種類付いて、これで6,800円である。高いか安いか?どう評価するかは客次第だが、私も連れの2人も満足していた。また来たくなるお店の一つである。
酒肴 和亭 (しゅざかな なごみてい)
大阪市中央区鎗屋町1-1-10 山大ビル
TEL 06-6949-4753
月~土
18:00~23:00(L.O.22:00)
日祝休
水(隔週で休みの場合あり)
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