« 白山市鶴来「つるぎ福喜(ふき)寿司」はリーズナブルにランチを楽しめる | トップページ | 小松市福乃宮「寿司 福助」で今度は夜のコースを楽しんできました »

2013/07/27

大阪西区新町のフランス料理「ラ・バレンヌ(La Baleine)」は女性シェフが腕を振るうプチメゾン

大阪に住んでいたときに、ほぼ毎号読んでいた「Meets」というグルメ雑誌。転居するときに最後に買ったのが昨年の4月号。そのときの特集が「西区」のお店紹介であった。

他の「Meets」の号は大阪を去るにあたり、処分したり息子にあげたりしたが、この号だけ石川に持っていったのである。

今回、大阪に行くにあたり久しぶりに西区のお店で食べようと思い、再度読み返した。そして、その中で一番気になったお店である「ラ・バレンヌ(La Baleine)」に予約を入れたのである。

386

「Meets」の中には西区の色々なグルメ処が紹介されていたが、西区では意外に女性のオーナーやシェフの飲食店が多い。今日紹介する新町のフランス料理「ラ・バレンヌ(La Baleine)」も、そのうちの一軒である。

382

店名の「La Baleine」は「クジラ」という意味のフランス語だそうである。これは女性シェフの木村さんのフランス修業時代のニックネームからきている。ちなみにフランスの修業時代は、タイユバン、プラザ・アテネなどの星付きレストランで6年間修行を行っている。

「Meets」では、魚介を使ったフランス料理「上対馬 海子丸からの海の幸を使った特別コース!」を季節ごとに食べさせてくれるお店ということで紹介されており、8月4日からの週でも実際に開催される。

コースは5,000円、7,000円、9,000円の3種類。私たちは7,000円のコースをお願いしたが、この日は全てのコースに肉料理があり、7,000円の場合はメインが魚と肉がつくのだが、無理を言って私のみ魚&魚でお願いした。

380

いつもは泡物はスパークリング、スプマンテ、カヴァだが、この日はシャンパンをお願いした。

377

まず最初、アミューズとして「グジェール」が出される。ブルゴーニュ地方の郷土料理でシャンパンにも合う。

シュークリームのようなもので、シュー生地の中にはブルーチーズ風味のクリームが入っていて、意外に濃厚である。

376

そして、前菜はまずは冷たい前菜で「イワシの炙りとアカイカ」。イワシは軽く炙ってあり香ばしい。イカはアカイカ?甘みがあった。アンチョビのソースで食べる。

372

お次は「オマール海老のジュレとカリフラワーのピュレ オクラ添え」。夏らしい一品だ。へぇ~!ってな感じで面白い。

オマール海老は、なんと!贅沢にも身を使わず殻のみを使い、香ばしさを出しているジュレで、このお店の人気の一品だそうだ。しっかりとした仕事を感じさせてくれる。中に鶏肉が入っていたが、こちらは妻の口の中に。(^^;;

368

こちらは暖かい前菜「上対馬産 穴子の香りパン粉焼き 白いんげん豆の小鳥風」。これも美味しかった。穴子の焼き方が素晴らしく、ふわっとした食感で楽しめた。

367

メインの一品目は「鳥取産 真鯛のポワレ ピメントエスペレットの香り クスクス沿え」。身のしっかりとした真鯛で、その上に赤い粉が降りかけられているが、これが「ピメントエスペレット」で、日本語に訳せばエスペレット産のピーマンという意味である。これは一味唐辛子のような調味料として使われて、料理にアクセントをもたらしている。

365

口直しにシャンパンのソルベで、口の中をリセット。

374

パンは全粒粉でしっかりとした食感。

363

私の二品目は「五島列島産 イサキのポワレ ガスパッチョソース イカゲソのソテーと夏野菜添え」。ガスパッチョソースのトマトのほどよい酸味も爽やかにきいている。

ポワレが二品続くのでどうかな?と思っていたが、ソースと調味料を変えて楽しませてくれた。

362

妻の肉料理は「ハンガリー産 仔ウサギ背肉のロティ アバとともに」。こちらのお店は仔ウサギもよく使うみたいである。

これは私は食べていないので何とも言えないが、クセがなく美味しかったようである。ちなみにロティとはローストのことで、アバとは内臓のことである。

360

これはスープのようなデザートのような「冷たいメロンのスープ ローズマリーとライムのアイスクリーム」。う~ん、うなるねぇ~!女性シェフらしい組み合わせ。そんなに甘くなく爽快感が残る。

料理のどれもが、ソースの味に依存するわけではなく、素材の旨みを邪魔しない感じで仕上げる力量は素晴らしい。また、フランスだけではなく、スペインなど地中海沿岸の調味料なども演出として旨く使っていて飽きさせない。このようなテイストのフランス料理だったら毎日でも食べられるだろう?

358

そのあとプティフールとして、パイとマカロンが出された。重くなくいい。

357

エスプレッソのお供にいい。

ここ「ラ・バレンヌ(La Baleine)」はサーブの方も女性で、つまり女性二人だけで店を切り盛りしている。帰りにはシェフが見送りに出てきてくれた。小柄だがエネルギーが体から出ている感じがした。料理には随所に女性らしさを垣間見るが、かと言って優しさだけではない力強さを感じる料理の数々。こんな方だからかと妙に納得。なかなかいいお店ではないだろうか!?超おすすめである。

ラ・バレンヌ
大阪市西区新町1-16-5 橋口ビル1F
TEL 06-7504-6264
12:00~14:30(L.O.)
18:00~21:30(L.O.)
月・第4日曜休

この記事が気に入ってくださったら下記をクリックお願いします。
人気blogランキングへ

にほんブログ村 グルメブログへ

|

« 白山市鶴来「つるぎ福喜(ふき)寿司」はリーズナブルにランチを楽しめる | トップページ | 小松市福乃宮「寿司 福助」で今度は夜のコースを楽しんできました »

大阪(イタリアン・フレンチ)」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 大阪西区新町のフランス料理「ラ・バレンヌ(La Baleine)」は女性シェフが腕を振るうプチメゾン:

« 白山市鶴来「つるぎ福喜(ふき)寿司」はリーズナブルにランチを楽しめる | トップページ | 小松市福乃宮「寿司 福助」で今度は夜のコースを楽しんできました »