ミシュラン2つ星,大阪北浜「与太呂本店(よたろほんてん)」で有名な「鯛ごはん」をやっと食す
大阪に住み始めたときに初めて買ったガイドブックに出ていたお店「与太呂本店」。
ここ「与太呂本店は昭和2年に創業。中之島本店をはじめ、大阪や神戸に5店舗を構える天ぷらと鯛ごはんの専門店である。
「ミシュラン ガイド2013年度版」でも二つ星を得ている名店なのである。そして、このお店を有名にしたのは、「鯛ごはん」である。
ずっと、いつかは食べたい「鯛ごはん」と思い続けていたが、注文が二人前からということ、日曜祝日がお休みということなどあって、住んでいる期間中は結局行くことが叶わなかった。
ということで、私たちは何日か前に炊き上がり時間もしっかりと予約を入れ万全を期して臨んだ。それには理由があり、そのほうが着いてすぐに食べられるからだ。着いてから「鯛ごはん」を頼むと炊き上がるまでに40分ほどかかるのである。
店構えはお世辞にも豪華・立派というわけではないが、老舗らしい店構えと言えなくもない。
内部は一階はテーブル席とカウンター席。カウンター席ではすでに天ぷらを食べる先客がいた。ここは天ぷらも有名で、お昼時も天ぷらを揚げる音が食欲をそそる。ただし、朝遅くにホテルでフルの朝食を食べてきて、お腹が満腹に近かったので「鯛ごはん」オンリーの注文とした。そのためテーブル席に通された。
「鯛ごはん」は二人前で4,200円。決してお安くはないが、ミシュラン二つ星のお店だ。納得できる値段だと思う。
「鯛ごはん」を炊き上げる楽焼きの土鍋がいいですね~!味がある面である。
そして、蓋を開けると瀬戸内の天然鯛丸ごと一尾が型崩れなく鎮座ましましている。このビジュアル最高!美味しそうだ!!ノドがなる。
この後、お店の人が鯛の骨を抜き、ご飯と鯛の身を調理場で混ぜて再度戻ってくる。量的にはご飯茶碗5~6杯ほどだろうか?
お吸い物はじゅんさい。これも上品で「鯛ごはん」の味を損なうようなことはない。
さすがに全部をお店で食べきることは出来なかったが、ちゃんと残した分は、ご覧のようにお土産として折りに詰めてくれる。それも折り代はかからない。良心的である。
昆布とカツオからとった出汁が鯛とご飯に万遍なく染み込み、かと言って鯛の上品な旨みを邪魔せず引き出す炊き方は素晴らしい。見た目は豪快な調理法だが、意外に繊細で上品な味。さすがミシュラン二つ星?納得のお店で、おすすめである。
与太呂本店(よたろほんてん)
大阪府大阪市中央区高麗橋2-3-14
宗右衛門町和光ビル
TEL 06-6231-5561
11:30~14:00
17:00~21:00
日祝休
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