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2013/06/11

日本人なら豆腐!全国の豆腐(大豆)料理紹介ー沖縄・京都・石川・福井・高野山・東京・伊勢

日本全国、その土地土地に豆腐を使った料理が存在する。

大豆は日本人にとって昔からたんぱく質を摂取する上で貴重な食材だった。また、豆腐はたんぱく質と脂質を多く含み、機能性食品としての成分も多く含まれている。

その大豆から作られる豆腐、さらにはあぶら揚げなどの食材は、肉食を食べることが出来ない宗教的な行事の期間、欠かせないものとして存在していた。

そのため、色々な工夫により美味しく食べられる料理も発達してきており、日本全国色々な豆腐料理を食べることが出来るようになってきた。

まずは一番南に位置する沖縄から。豆腐といえば、特に魚が手に入りにくい山間部やお寺の門前町のイメージがあり、沖縄で豆腐?と最初はあまり知識がなかったのだが、これが色々な「豆腐」があるのに驚かされた。

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こちらは初紹介だが、南風原町の「松風苑」というお店で出された「ゆし豆腐」である。いわゆる「おぼろ豆腐」のことで、本土でもこの手の豆腐を食べるところは多い。味的にも、そんなに沖縄と本土のは、変わらない豆腐の味であった。

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同じお店で食べた「ジーマーミ豆腐(地豆豆腐)」。沖縄では珍しい日本庭園もある静かな日本料理のお店である。「ジーマーミ豆腐」は、大豆で出来ている豆腐ではなく、落花生(ピーナッツ)を使っている。当然、甘い濃厚な味である。

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こちらの「豆腐よう(とうふよう、唐芙蓉)」は、那覇国際通り近くの「ゆうなんぎい」で頼んだもの。「豆腐よう」は、島豆腐を米麹、紅麹、泡盛によって発酵・熟成させた発酵食品である。

少しクセがあり、発酵食品独特の味で、酒かすにも、エダムチーズにも似ている。泡盛と一緒に食すのがツウ?

さて、豆腐といえば京都も有名。特に湯葉や湯豆腐が有名で、特に南禅寺や嵐山の天竜寺のとなりの「竹むら」などが有名だ。

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こちらは、「南禅寺 順正」というお店で食べた湯豆腐。

南禅寺の湯豆腐に使われる豆腐は絹ごしではなく木綿である。しかし、食感は絹ごしと木綿の間くらいだろう?

絹ごしだと取るときに鍋の中で崩れてしまうし、木綿だと食感や味がイマイチだったりするが、ここの湯豆腐はちょうどいい感じである。大豆の味もしっかりするし最後まで美味しく食べることが出来た。

福岡で有名な湯葉や豆腐を食べさせてくれる有名なお店が、全国展開している「梅の花」である。

発祥は久留米らしいが、梅の花といえば大宰府天満宮で、福岡に住んでいるときに、その太宰府天満宮のすぐ近くにある「梅の花 太宰府別荘自然庵」に行ってきたことがある。湯葉と豆腐を素材に、ここまで料理メニューが出来るとは感心させられた。

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こちらは両方に付いてくる「湯豆腐」で、豆腐と湯葉を温泉に浸して温めるのだが、ご覧のように熱していくうちにだんだんと白濁していき、何だか豆乳煮込みのようにも見える。胡麻と醤油を少したらして食べるが、これがなかなか美味しかった。

石川県では、白山市白峰の「堅豆腐」が有名である。

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写真は、金沢ひがし茶屋街「東山みずほ」で食べた、「白峰山下ミツ商店の堅豆腐ポン酢がけ」。しっかりとした食感がある豆腐で旨みもあり美味しかった。

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こちらも同じく山下ミツ商店の「青竹よせどうふ」。先月の母の日に買ったもの。母の日にはこれが一番売れるそうだ。確かに大豆の旨みがダイレクトにくる美味しい豆腐だった。

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小松の粋庵では、その場で出来立ての豆腐を食べることが出来る。豆乳に天然にがりを入れて火にかけ熱々のツルン、トロン、プリンとした豆腐を楽しめる仕掛けはうまい。

さて、油あげは豆腐の二次加工品である。福井では、谷口屋の「竹田の油あげ」が最近「ケンミンショー」などで取り上げられ人気が出てきた。休日などは1~2時間待ちもあるという人気ぶりだ。

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たしかに、ここの出来立ての「油あげ」を食べたら、他のところには食べる気がしなくなるほど大豆の味と香りがストレートに口に中に広がる。

場所は変わって、和歌山の高野山といえば高野豆腐と胡麻豆腐が有名だ。高野豆腐(こうやどうふ)とは、豆腐を凍結乾燥させた保存食である。ただ、私のブログでは適当な高野豆腐を紹介した記事がなかった。

高野豆腐は西日本での呼称で、東日本では「凍み豆腐(しみどうふ)」と呼ばれているようだ。

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こちらの写真は、世界遺産高野山にある「中央食堂さんぼう」でで頼んだ「胡麻豆腐鍋」である。

今度は、うってかわって中華の豆腐料理。日本における中華の豆腐料理といえば「麻婆豆腐」だろう?四川料理の日本における代名詞となっているが、「麻婆豆腐」といえば中華の鉄人、陳建一氏。

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彼のレストランがあるセルリアンタワー東急ホテルの「szechwan restaurant 陳」で食べた「陳健一の麻婆豆腐御膳(陳麻婆豆腐御膳)」である。酸味と辛味のバランスがいいので、めちゃ辛いのだが心地よい後味が特徴の麻婆豆腐であった。

最後は、伊勢のおかえり町にある「豆腐庵山中」というお店で買い求めた「おとうふソフト(270円)」。初公開なので過去の記事は無い。

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お豆腐を使ったソフトクリームで、全体の約55%が豆腐と豆乳で出来ているそうだ。
だいぶ前に行ったときのものなので、味など忘れてしまった。(^^;;

さて、日本料理のみならず、いまや各国の料理に欠かすことが出来ない食材となってきた豆腐。高たんぱく低カロリーでもあり健康志向にも合致しており、これから益々注目されることだろう?

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