加賀市橋立港のそば「やしま」は地の利を生かした海鮮料理がおすすめ
加賀市の橋立港といえば、江戸時代から明治前半まで、北前船で栄えた港町である。「日本一の富豪村」といわれたこともあるほど栄えていたのだ。
また、石川県の漁港の中でも、加能ガニの水揚げ港としても有名で、港の近くにはカニ料理を食べさせてくれる料亭や旅館が何軒もある。もちろん、カニだけではなく、四季折々の旬の魚介も美味しく、人気のあるお店が多いことでも知られている。
さて、GW最後の祝日のこの日。先日紹介したガラス工房に行く用事があり、その通り道にある「やしま」でランチを食べる機会があったので書きたいと思う。
こちらのお店は橋立港に近いこともあり、新鮮な魚介を使った料理を楽しむことが出来るのだが、周辺の本格的な割烹形式のお店と違って、定食や丼物など、リーズナブルに美味しい料理に舌鼓を打つことが出来るのがウリだ。
私たちはちょうど12時ごろにお店に到着。GWということもあり混んでいるかと思ったが、先客は居なかった。途中で2組ほど入ってきたが、GW最後の日ということで逆に穴場だったのかな?
お店は、写真のカウンター席に小上がり。別室の座敷などもあり広い。
品書きを見渡すと、定食類がメインの構成で、刺身・焼魚・天ぷら・釜めしなどの定食があった。平日はお得な限定の定食があったが、休日のこの日は定食だと2千円前後もしてしまうので、連休中散財した関係もあり二人とも1,575円の丼ものにすることにした。
私は、こちらの「穴子丼」を頼んだ。味噌汁とお漬物が付いてくる。味噌汁はいわしのつみれだった。「穴子丼」は最初、天ぷらか煮穴子かな?と思ってお店の方にお聞きしたら蒲焼だということで頼んでみた。
蒲焼の場合、もう少ししっかりこってりしているのかと思いきや、ふんわり柔らかい穴子であった。関東風に蒸してからタレを付けて焼いた穴子の蒲焼で、そのため蒸さずに焼いた穴子よりふんわりとした感じに仕上がっている。
まぁ、少しふんわりしすぎなくらいだったので、濃厚な味が好みの方には少し物足りないかもしれない。個人的には、もう少しタレをかけて欲しかった。(^^;;
妻のほうは、こちらの「海鮮丼」を頼んだ。
一般的な海鮮丼とは違った、カニが甲羅・殻ごと入れられていた。このあたりも評価が分かれるところで、定食の場合はそれでもいいが、丼の場合はいちいち殻から身を取り出して食べるのもどうかな?と思うのだがいかがだろう?
また、今の時期、北陸ではズワイカニは禁漁期間なので、入っているのは紅ずわいだろう?でも、禁漁期間の6~8月はどうするのだろう?
他のネタも新鮮で美味しいと言っていたが、カニの殻については、饒舌な妻も無口でカニと格闘していた。
旅行などで北陸に来て、魚港のそばで新鮮な魚介をリーズナブルに楽しむにはいいお店である。
やしま
石川県加賀市田尻町ヘ18
TEL 0761-73-3702
11:00~14:00,18:00~20:00(L.O.)
水曜,年末年始休
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