今が旬の生シラスは鮮度が命!白山市美川「山長寿司」で生しらす丼
毎朝のように我が家の食卓に並ぶ「しらす干し(ちりめんじゃこ)」。
ご存知、イワシ(主にカタクチイワシ)の稚魚である。このイワシほど日本人の生活に欠かせない魚はないだろう?
稚魚は「しらす干し(ちりめんじゃこ)」。大きくなるにつれて「煮干」で出汁に使われ、メザシ、丸干し、そして成魚のイワシとして食卓に並ぶ。
イワシの稚魚は小さいが故にすぐに傷んでしまう。よって天日干し(乾燥)か茹で上げられて食べられるが、港の近くでは獲れたてのものを生で食べさせてくれるところもある。
場所によって違うが、概ね3~4月ごろと秋の2回の産卵時期のあと1~2ヶ月ほどで「しらす」となったものを生しらすとして食べるのだ。
生のしらすは、静岡、愛知、兵庫が三大産地だといわれているが、日本海側でも白山の伏流水が海底から湧き上がる場所が近くにある美川港沖合いが、その場所なのである。
ただ、生しらすは鮮度が命なので、獲れてから3時間が勝負である。今日紹介する「山長寿司」のように美川港から車で3分ほどの距離にあるお店だからこそメニューとして出せる技なのだ。
これまで2度ほど電話を入れ生しらすがあるかどうか聞いたが、一度は「美川おかえり祭り」。もう一度は雨で漁に出ていないということで縁がなかったのだが、昨日、事前に「山長寿司」に電話を入れ生しらすが入っているかどうか確認のうえ出かけてきた。
11;30にお店に到着したら、すでにカウンター席はほぼ満席状態で、私たちが席に着いてからすぐに小上がりも満席となってしまった。この時期は皆さん、この生しらす丼が目当てなのだろう?
当然、我々も生しらす丼を注文。この丼はネタをそのままご飯の上に乗せるだけなので、すぐに目の前に出てきた。
生姜醤油をかけて食べると、これがマジで旨い!多少の生臭さはあるが生姜醤油をかけることにより旨みとして感じられる。
生しらすの端には遠慮がちに釜揚げしらすも乗せられている。あっという間に平らげてしまった。
お味噌汁も出汁がきいていて美味しい。これで1,200円は納得の値段だと思う。
この生しらす丼は6月中旬まで。皆さんも早めに一度食べてみてはいかがだろうか!?
そして、お店を出たあと美川漁港に立ち寄ってみた。
写真の手前に黒い網のようなものが並べられているが、ここで生しらすを天日干しにする。
それを、こちらの直売所で「しらす干し」として売っている。100g310円である。
家に帰って、少しつまんで食べたが、これまた旨い!海と太陽の恵みが一杯詰まっている感じがした。
山長寿司
石川県白山市美川本吉町丑60-1
TEL 076-278-3265
11:00~14:00,17:00~22:00
火曜休
| 固定リンク
« 西日本各地の郷土寿司に関しての一考。全国各地色とりどりあります | トップページ | 羽田空港第一ターミナルB1F「Curry Dining AVION(カレーダイニング アビオン)」の本格カレー »
「 石川グルメ(鮨、寿司)」カテゴリの記事
- はじめて入った「長八 金沢駅前店」は8が付く有名なラーメン店の系列店の寿司と和食のお店(2016.06.01)
- 野々市の超有名鮨店と同じ名前、加賀温泉駅「太平すし」も人気の回転寿司店でした(2016.05.22)
- 地元の人に親しまれている小松市矢田野「うまいもの処 ひょうたん寿し」でちらしランチ(2016.05.08)
- 小松粟津の寿司店「直又(なおまた)」は地元客に根強い人気のお店でランチもリーズナブル(2016.04.02)
- 小松市大和町の路地を入ったところにひっそりとある「うへさ」は穴場の寿司海鮮料理でお得感一杯(2016.03.25)
コメント