小松市に昨年秋にオープンした蕎麦店「そば処松晶」は3つの地域の蕎麦を楽しめる
小松の市街には、本格的な蕎麦屋さんが、あまりない。
ご存知の通り、小松は「うどん」の街である。そのため、蕎麦のみでの営業には勇気がいるのではないだろうか?私のブログでも、小松で蕎麦の専門店として紹介したお店は一つもない。
さて、そんな、ある意味「蕎麦専門店不毛?の地」の小松に、期待の蕎麦専門店が昨年秋に出来たので、今回、初めて行ってみた。
場所は、東京ストア幸町店の近くで、JRの高架のそば。住まい兼用のお店を新しく作っている。
新築らしく、外観や内装もきれい。天井も高くて明るく開放的なお店である。
こちらでは、蕎麦を福井、長野、北海道の3つの地域から取り寄せている。ただ、お店の人に3つの蕎麦の特徴をお聞きしたが、明確にはわからないそうである。
お品書きは、冷たい蕎麦が、「もりそば」と「おろしそば」。温かい蕎麦は「あつもり」のみであり、あとは、かき揚が付くか付かないか程度のものでシンプル。蕎麦専門店らしい構成とも言える。
私は、「おろしそば」を注文してみた。蕎麦は「おろしそば」の本場、福井産をチョイスした。
こちらのお店の「おろしそば」は白つゆが掛けられており、ご覧のように見た目も上品。しかし、しっかりとしたダシであり、つなぎを使わない十割蕎麦の風味を引き立ててくれている。蕎麦自体は福井の「おろしそば」のように色は濃くはない。
そして、もう一方の主役である薬味の大根おろしも、辛味がしっかりあり負けていないのである。
妻のほうは、温かい蕎麦の「あつもり」のかき揚付きを頼んだ。蕎麦は長野産。少し色が付いているが、どちらかといえば更科に近いのかな?
かき揚は、もちろん揚げ立て。つゆにつけずにそのまま食べても美味しい。
最後に、そば湯を頼んで飲んだが、白つゆで割って飲むと、いい味が出て美味しかった。
蕎麦専門店なのだが、夜のメニューが少なく、東京などでの「蕎麦屋で一杯」という使い方がしにくい気もしたが、夜の客の入りはどうだろうか?
何れにせよ、小松で希少な蕎麦専門店なので、頑張ってもらいたいお店である。
そば処 松晶
石川県小松市八幡町111
TEL 0761-27-1294
11:00~蕎麦が無くなるまで
木曜休
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