久しぶりの山中温泉の八木さんのそば会は、今年真打昇進の古今亭文菊さんの落語付
福岡・大阪に住んでいたときは、日程が合わずに来られなかったそば会に出かけてきた。
山中漆器の塗師であり、篠笛の名手でもある「ぬしや」の八木繁さんが毎年開催しているそば会である。私も6年前までは毎年招かれていた。
6年前に参加したときのことは、こちらで詳しく書いているが、その時に初めて落語を噺してくれたのが、古今亭菊六さんである。
その時は二つ目に昇進したばかりであったが、今年は何と!6年で真打に昇進しての御披露目の会であった。
今年、落語協会で真打に昇進したのは、古今亭志ん陽さんと彼の二人だけ。年功序列で昇進することも多い世界で、先輩28人を追い越しての抜てき。これは春風亭小朝さん以来とか?
まだ33才なので、これからの活躍が期待させる落語会のホープである。
この日も「やかんなめ」という古典落語と他一題を聞かせてくれた。
さて、そば会の話に戻そう。
まずは、里芋を串に刺し炭火で炙ったものを食べ、
その後、恒例の「水そば」。打ち立ての新そばを水だけで食べる。新そばは香りを楽しむには水だけでそばを食べるのが、よりそばの香りと味を楽しむことが出来る。
そばはすべてつなぎを使わない十割のそばである。
次はおろし蕎麦。辛味のある大根おろしと削り節が、そばの味を引き立ててくれる。美味しい。
そのあと、野ブキ、ミョウガ、ピーマンを色々漬け込んだものと柿などが、色づいた葉っぱに乗せられて出された。
今年は蒸し物も出された。
こちらは、加賀の丸いものつけ汁で食べる「つけとろ」。加賀の丸いもは粘り気が凄く、そばにねっとりと絡む。これまた美味しい。
デザートは、「そばがきのぜんざい」。餅にも引けを取らない美味しいそばがきである。ぴ儀はそば茶である。
私は車だったので飲まなかったが、妻は、獅子の里の純米大吟醸をしっかりと飲んでいた。
本当に年々参加者が多くなり、いまでは2部に分けての開催となっている。八木さん、ありがとうございます。
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