小松のプチ秋を探して&プチ美術館紹介「本陣記念美術館」「宮本三郎美術館」「錦窯展示館」「ギャラリー松の家」「八十山雅子・和代美術館」
小松の小さな秋と、芸術の秋にふさわしい小松市にある小さな街の美術館について書きたい。
私は毎週、木場潟一周をウオーキングしているが、昨日の土曜日も、とてもいい秋晴れで、清々しい気分でウオーキングが出来た。
空も高く感じられ、木場潟湖畔のススキもいい感じ。
こちらは、少し前に行った、小松の大倉岳高原スキー場に咲くコスモスである。
パラグラーダーも多くの人が楽しんでいた。
そして、殿様バッタも気持ちよく飛んでいた。
では、芸術の秋ということで、小松市にある小さな美術館を紹介して行きたい。
まずは、「小松市立本陣記念美術館」。ここは芦城公園の中にある。
ここは北國銀行元頭取、本陣甚一氏が収集した美術品を中心に展示する美術館で、設計は故黒川紀章氏。平成2年10月に開館した。
詳しくは、私が昔書いた記事を参考にして欲しい。
なお、現在は以下の特別展が開かれている。
特別展「生誕100年 浅蔵五十吉展~色と造形、深い風合いを求めて~
特別展「生誕100年 二代浅蔵五十吉展」
九谷で初めて芸術院会員になり文化勲章を受章した二代浅蔵五十吉(1913~1998)の生誕100年を記念する展覧会。
平成24年10月13日(土)~11月25日(日)
午前9時~午後5時(ただし入館は2会場それぞれ午後4時30分まで)
月曜日休館(祝日の場合その翌日)、祝日の翌日(土日祝日は除く)
小松市立本陣記念美術館
石川県小松市丸の内公園町19番地
TEL 0761-22-3384
お次は、久しくお会いしていないが、よく存じ上げている角倉 剛さんと八尾 広さん、それに大野 高志さんの3人がTHTアーキテクツというユニットで設計した美術館。
昔からあった木造石貼り倉庫を改造し、さらに新しく現代的な工法による明るく開放的な建物を増築したとても斬新な試みであった。
こちらも、詳しくは私が昔書いた記事を参考にして欲しい。
いまは、特別展「宮本三郎と戦争」開催中である。
「宮本三郎と戦争-戦場で見つめた人々と故郷への想い-」
平成24年9月8日(土)~11月11日(日)
午前9時~午後5時(入館は午後4時30分)
入館料:一般500円、大学生200円
小松市立宮本三郎美術館
石川県小松市小馬出町5番地
TEL 0761-20-3600
3つ目は、「小松市立錦窯展示館」。かつて徳田家三代が生活し、工房として活動した拠点を改装した展示館である。
徳田八十吉は、いまは四代目で、彼女(三代目の娘さんが跡を継いでいる)は代々伝わる徳田家の技法を引き継ぎながら、新しい作風を模索している最中だと思う。
特に三代目は「彩釉磁器」の保持者として、人間国宝にも認定された偉大な作家であり、ご覧のように色の濃淡(グラデーション)のみで作品を仕上げる。
こちらは四代目の作品で、両方とも、今年夏に開かれた「かなざわ燈涼会」で展示されていたものである。
現在は、企画展「初代德田八十吉と二代浅蔵五十吉展」が開かれている。
平成24年9月8日(土)から12月2日(日)まで
午前9時から午後5時まで(入館は午後4時30分まで)
月曜日休館(祝日の場合その翌日)祝日の翌日(ただし土日祝日除く)
小松市立錦窯展示館
石川県小松市大文字町95番地1
TEL 0761-23-2668
この錦窯展示館から、ほど近いところにあるのが、私の友人、那谷くんの松葉屋が隣接する空き家を改修して、町屋のギャラリー「松の家」である。
ここは、無料で開放している。さすが「月よみ山路」の松葉屋。素晴らしい!
内部の写真は、10月7日まで開かれていた故内本寛一氏の展示会の様子である。
松葉屋(ギャラリー「松の家」)
石川県小松市大文字町69
TEL 0761-22-0120
最後は、これまた友人の画家である八十山和代さんが、ちょうど1年前に開館させた「八十山雅子・和代美術館」。
彼女はブラジル・バストス市生だが、すぐに両親の故郷である小松市に移り住んで以降20代前半までを小松市で過した。その後、京都に移り住んで「竹」をモチーフにした洋画を描き続けている。
そして、昨年、小松市に住んでいた場所に、母親の雅子さんと自分の名を冠した美術館をオープンさせたのである。
ここは彼女のアトリエも兼ねている。
バイタリティー溢れる彼女のことは、ちょっと昔になるが、私がブログで書いた記事を参考にして欲しい。
10月28日までは、~日中国交40周年~ 八十山雅子・和代の作品と中国芸術交流展が開かれており、その後、30日からは「八十山雅子・和代 冬の美展」が開催される。
八十山雅子・和代美術館
石川県小松市村松町153
TEL 0761-43-3458
月曜休館
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