白山市吉野「そば処 花川」で、墨を練りこんだ「おすみ花」というそばを食す
晩秋になると、こちらのほうでも、そろそろ新そばの季節だろう?
石川でそばといえば、白山市の旧白山麓のエリアあたりが有名である。特に鳥越地区はそばの産地でも有名なところである。
この日、妻と母を連れて白山麓をドライブする機会があり、お昼にそばでも食べようとWebで検索して評判が良かった白山市吉野「そば処 花川」に行くことにした。
さて、「そば処 花川」は国道157線から一筋入った生活道路沿いにあるので、通りすがりの車は気が付かない。金沢方面から「そば処 花川」に行こうとするひとは、国道から左に入る分岐のところに看板が出ているのでわかるだろう?
お店の外観はそば屋らしくはない。
でも、この看板が目印。
「白山麓そばの会の証」という札が玄関に掲げられている。
中は、普通の部屋をほぼそのまま利用している。
品書きには比較的多くの種類が書かれていた。
どれも美味しそうだが、やっぱりここはお勧めを食べるべき!
ということで、お勧めをお聞きすると、最初に書かれている「御膳そば(1,200円)」だそうだ!
「限定品」と書かれており、壁には限定15食とも書かれた紙は張られていた。お聞きすると、そばの芯の部分だけを挽いたそば粉を使用した、いわば更科そばのようなそばで、のど越しで食べるそばである。これは母が食べた。
私と妻は、品書きでは「御膳そば」の隣に書かれていた「おすみ花(1,200円)」にすることにした。こちらは、先ほどの「御膳そば」のような更科系の白いそばではなく、逆にご覧のような黒っぽいそばで、一見、イカスミを練りこんだパスタのような感じである。
お聞きすると、つなぎは使わずに、そばに健康炭を練りこんだ珍しいそばのようである。まぁ、炭自体は無味無臭だが、果たしてそばに入れるのは?と思っていたが、これがツヤとのど越しの良さが際立つそばに仕上がっていた。田舎そばのような豪快さはないが、繊細でコシもあり納得の逸品である。
さすがに行ったのがお盆過ぎの日曜日だったので、香り高き新そばのような感じではなかったが、これはこれで美味しく食することが出来た。
ちなみに、こちらのお店では蕎麦を注文すると、前菜として、ご覧のようなお袋の味の煮物が出される。色んな野菜や山菜が使われていて美味しい。
そばを食べ終わるころに出されたのが、そば粥とそば湯。そば粥は久しぶりに食べた。そば湯はサラッとした感じ。ツユの旨みがあるので美味しく全部飲み干すことができた。
目立たない場所だが、人気のあるお店なのだろう?評価も高いことが納得できた。
そば処 花川
白山市吉野町ウ17
TEL 076-255-5007
11:00~17:00(売切次第終了)
木曜休(祝日の場合は営業)
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