金沢2012夏のイベント「かなざわ燈涼会」「金沢ゆめ街道」とひがし茶屋街
一昨日金沢に行き、この夏のイベント「かなざわ燈涼会」「金沢ゆめ街道」などを見てきた。
まずは、8月6日~昨日12日まで、東山・主計町・尾張町・袋町・下新町界隈で開催されていた「かなざわ燈涼会」である。
目玉は、町家など26カ所で地元の作家・アーティストが中心になって伝統工芸やアートを展示する「浅野川工芸回廊」。作家・アーティストと飲食店がコラボし食談を行う「趣膳食彩」などである。町家×工芸×インスタレーション×ギャラリーということである。
知り合いの方も出ていたので、今年初めて私も行ってみた。ちなみに「燈涼会」というネーミングは、夏の季語「燈涼し(ひすずし)」からきているようだ。
まずは、知り合いの輪島の「輪島キリモト」桐本泰一さんが主計町の山岸製作所会長、尾崎さん所有の町家を使って行なわれていた「絵になるうるし」という催しである。
これが素晴らしい!尾崎邸も素晴らしい空間で、そこに展示されている漆の家具、パネル、御膳、器などが、本当に、この空間に合うものが、このためにわざわざ作られたように空間にマッチしていて、とてもいい室礼となっているのだ。
漆器とガラス器を組み合わせて草花を生けたり、
漆器を入れて持ち運ぶかごを花器のように使ったり、桐本さんのセンスがいたるところに発揮されている。
また、漆版を壁に吊り下げて、絵画のようにしていたり、
こちらは、桐に漆を塗った大きなテーブル。珪藻土をすり込んでいるのでキズがつきにくくなっているようだ。
8月10日には、私も書いたことがある「くりゑんて」で、「輪島キリモト」の漆器を使っての食談なども開催された由。最近注目の人である。
あと、主計町では、故クリフトン・カーフさんがアトリエ兼自宅として利用していた茶屋を改装した「カーフギャラリー」や、
「Bar 一葉」でも開催されていた。
「Bar 一葉」は、まだ一度もお店に行ったことはないけど、いい感じでした。
そして、その足でひがし茶屋街に移動。お盆休みということもあり観光客も多く賑わっていた。しかし、湿気が多く暑かった。(^^;;
日本三大菓子の長正殿で有名な和菓子店「森八」では、小松市の九谷焼陶芸家、四代目徳田八十吉さんが、歴代の徳田八十吉の作品共々展示していた。
あと、箔座の「ひかり蔵」にも立ち寄り、中にある金の蔵を見学。何度見ても豪華?
さて、一通り「かなざわ燈涼会」を見たあとは、恒例の21世紀美術館を見て、この日開催されていた「金沢ゆめ街道」に移動した。
片町-むさし交差点間の1.5キロメートルにわたって、踊り流しとYOSAKOIソーランなどがメインのイベントだ。う~ん、この手のイベントは苦手かな?(^^;;
でも、熱い中、皆さん頑張っていました。お疲れ様でした。
ちなみに、この日に食べたものについては、後日書きたいと思う。
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