能美市旧辰口の「手取川 竹やぶ」は本格蕎麦を楽しませてくれるお店でした
私が住んでいた大阪・福岡・石川は、どこも基本はうどん文化の土地である。
私も基本はうどんが好きであるが、たまには美味しい蕎麦を食べたくなるのである。
6月のとある日曜日。そんな美味しい蕎麦屋がないかWebで探して見つけたお店「手取川 竹やぶ」に行くことにした。
私も7年半ほどグルメブログをやっているが、何でこれまで、ここを知らなかったんだろう?不思議だ……。
調べると、ここは千葉県柏に本店があるお店の暖簾分けらしい。数年前までは六本木ヒルズにもお店を出していたようで、ヒルズ族の御用達(?)で、とても値段が張る蕎麦を食べさせてくれるところだったようである。
場所は物見山(ものみやま)運動公園の近くで、若干わかりにくい場所である。
建屋は立派で重厚なおもむき。旧家の庄屋さんのような雰囲気である。
内部も同じような造りだが、一部ステンドグラスがはめ込まれたガラスがあったり、イスなども洋風なものが置いてあったりと、最初は少し違和感があった。
天井も高く開放的。別部屋にも席があったり、意外に多くの人が一度に入ることが出来る広さだ。
大テーブル席に座り、品書きを見渡す。メニューの種類が多く、うどんまであったのは意外だった。
私が頼んだのは、こちらの「おろしそば(1155円)」である。
大きなお椀に大根おろしが、結構な量入っていた。しかし、蕎麦に付きもののつけ汁がない。ただ、醤油差しが添えられていたので、適当に醤油を入れて味を調えて、蕎麦にぶっ掛けて食べた。
食べ方について、私のような小心者は聞けないので、説明してくれるとうれしいが、残念ながら説明はナシ。店員さんも外国人の女性だったことも聞きにくかった理由の一つでもある。
蕎麦そのものの味は、コシもあって美味しかったのだが、ぶっ掛けて食べたら最初は味が薄くて、あとから何度も醤油を追加する始末。もっとも、この蕎麦だったら、ぶっかけて食べた私のほうが悪かったかもしれないが……?大きく削られた削り節はいい感じである。
妻のほうは、「手挽き田舎せいろ(945円)」。
田舎蕎麦だが、細切りで上品な味の蕎麦で、こちらも薬味がわさびではなく、辛味大根だった。妻はわさびのほうが好みだったようである。
最後に、そば湯を頼んだが、これも頼むまで出してくれる気配は無かった。ただ、そば汁の付いていない私にも、そば猪口に少しツユを入れて出してくれたのはうれしい。
今日は少し辛めの内容になってしまったが、蕎麦通や常連客だけではなく、一見さんや蕎麦初心者にも優しいサービスであって欲しいと願ってのことなので、お許し願いたい。
手取川 竹やぶ
石川県能美市三ツ屋町イ12
TEL 0761-51-7313
11:30~15:00(L.O)
水曜休
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