明日は土用の丑の日!今年の鰻は超高価!小松の鰻の老舗「うな与」
明日は土用の丑の日である。しかしながら、今年の鰻は超高価で敷居が高い食べ物となってしまった。
鰻の稚魚であるシラスウナギが不漁で、鰻の値段が昨年の倍になっているからである。まさに「うなぎのぼり」の高値なのだ!
これまでも鰻といえば高級食材のため、年に何回も食べるものではなくなってきた感があるが、今年は特に厳しい状況となっている。
日本人が普通食べる鰻はAnguilla japonica (英名:Japanese eel)という種類。一般的に「ニホンウナギ」と呼ぶことが多い。
そのため、日本国内や中国産だけではなく、アメリカやオーストラリア。時には遠くアフリカなどからも輸入しているようであるが、味的には種類が違うと日本人の舌に合わないものもあるということらしい?
ちなみに、土用の丑の日に鰻を食べるのは、エレキテルでおなじみの平賀源内であったし、鰻の旬は晩秋から初冬にかけての時期ということも過去に書いたことがある。
さて、鰻を専門店で食べたのは、昨年末の大阪阿倍野「うなぎ処かどや」以来。今回、体が鰻を欲したために、急に思い立って出かけてきた。
行ったのは、「金澤」の7月号の「大人の美食図鑑(うなぎ)」に掲載されていた、小松の「うな与」である。
私としては、これまで鰻といえば「かけだ」と決まっていたので、「うな与」に行くのは今回がはじめてである。
お昼前にお店に到着。カウンター席に座りメニューを眺める。た、高い!
うな重は一番安い「梅」で3,000円である。梅でも一匹の鰻が使われているようだが、まぁ、そこまではいらないと思い、私はお店で一番安い2,000円の「うなぎ丼」を注文した。お聞きすると、今年6月から30%値上げしたそうである。この「うなぎ丼」も昨年までは1,450円だった。(ちなみに原材料である鰻の値段は昨年の2倍になったそうである)
こちらがそうであるが、肝吸いや色々なお漬物、それにデザートのスイカまで付いていた。
お漬物なのかどうかはわからないが、トマトに塩をまぶして一晩置いたものは、なかなか美味しかった。
肝心の鰻のほうも、昔、金沢に店を構えていた頃から100年余りも継ぎ足してきたタレの微妙な甘さと、素焼きしてから蒸す江戸前の上品な鰻の味がたまらない。それに、浜松産の鰻を、その日の分だけさばいて焼き上げるのである。なかなか良心的なお店だと思う。
今年の夏の鰻は暑くなっているが、やはり美味しいものは美味しい!日本人にはたまらない味である。
うな与
石川県小松市本鍛冶町13
TEL 0761-22-5811
11:00~21:00
不定休
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