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2011/10/10

秋本番間近の大和路散策、今回は桜井市の三輪大神神社で杉玉の源探りと長谷寺

昨日、秋晴れのもと、ぶらり奈良大和路を散策してきた。今回は桜井市あたりの神社仏閣巡りである。

まずは、酒と杜氏の神を祀っている「三輪大神神社(おおみわじんじゃ)」である。日本神話に記される創建の由諸や大和朝廷創始から存在する理由などから「日本最古の神社」といわれている。

神社の中で最も重要な「本殿」を持たず、三輪山そのものを御神体とする古神道(原始神道)の形態を残している神社であるが、ここはまた、酒造りの神社としても有名で全国の造り酒屋の杜氏たちが醸造安全祈願にやってくるのである。

そんなことから、妻が酒の神様とも言える「三輪大神神社」にお参りに行かないとバチが当たるというので出かけてきた。

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二の鳥居をくぐり参道をしばらく歩くと、凛とした空気が流れ不思議なパワーが感じ荒れるようになってきた。

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階段を登りきると、2本の柱の間に大注連縄が渡した、変わった鳥居があり、その奥のは拝殿が見える。御進退である三輪山はその奥にあるのだ。

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写真では見にくいが拝殿には大きな杉玉が飾られている。

これは「志るしの杉玉(酒林・さかばやし)」と呼ばれ、造り酒屋は酒屋の看板として三輪山の神杉の葉を球状に束ねて作られた小型の杉玉を、新酒ができた印として軒先に吊すのである。

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こちらは、大神神社の摂社「活日神社」。福光屋の社長、福光松太郎氏が奉納した灯ろうがまん前にあった。

この後、お邪魔した今西酒造のHPには、以下のように書かれている。

「古代・崇神天皇時代、国が疫病の流行で混乱を極めた際、天皇は高橋活日命(たかはしいくひのみこと)を杜氏として酒を造り、三諸山に鎮まる大物主大神(おおものぬしのおおかみ)にお供えをして国家安泰を祈願したのです。 やがて疫病は去り平穏になり、国が富みはじめました。まさに三輪の酒が国を救い上げたのです。  このことより三諸山の大物主大神を "酒造の神"と崇められ、高橋活日命は"杜氏の神"として大神神社の摂社『活日神社』に祀られました。」

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今西酒造は参道を歩いていて、酒の匂いをかぎつけ入ってみた。ご覧のように杉玉が飾られている。

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060で、散々、妻が試飲を重ねた上で買い求めたのは、こちらの純米吟醸「露葉風」と、純米「菩提もと」である。

「露葉風」は地元の材料だけで作られた純米吟醸。「菩提もと」の菩提もと造りとは、室町時代に菩提山 正暦寺において作造された酒造法で作られた純米酒である。テレビ大阪の番組、三田村邦彦がナビゲーターをつとめる「おとな旅 歩き旅」でも紹介されていた。

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その後向かったのは「長谷寺(はせでら)」。奈良県桜井市にある真言宗豊山派(ぶざんは)総本山の寺である。本尊は十一面観音、開基(創立者)は道明上人とされる寺である。

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030_2近鉄の長谷寺駅から階段と門前町を20分ほど歩き、さらにそこから寺の石段を400段ほど登る。さすがにしんどかった。(^^;;

紫陽花でも有名な鎌倉の長谷寺も同じ長谷寺であるが、全国に240寺程存在するようである。そのため他と区別するため「大和国長谷寺」「総本山長谷寺」とよばれることもあるようだ。

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こちらは本堂。国宝である。この日は結婚式も執り行われていた。

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五重塔。これからの秋本番。さぞかし紅葉できれいだろう?

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