京都御所近く「丸太町十二段家」で元祖お茶漬けを味わうと京都気分満喫
お茶漬けというと日本人なら哀愁を感じさせてくれる食べ物ではないだろうか!?
でも、最近はあまり食べなくなったかもしれない。私も久しく食べた記憶がない。
その元祖お茶漬けを食べさせてくれるお店があるということで、京都御所の一般公開のときに行くことにした。
元祖○○とか、観光地の名物料理とか、期待していたより実は意外に美味しくなかった経験をすることがある。今回も少し不安を抱えながら行ったのだが、今回は正真正銘美味しかった。それに「お茶漬け」という名も京都らしさもあってよかった。
今日紹介する「丸太町十二段家」は、元々は祇園にお店があり、甘党のお店を営んでいたようである。その時花街の場所柄朝帰りの客にお茶漬けを出していたのが始まりということで、屋号も、そのときの歌舞伎忠臣蔵の十二段にちなみ名付けられたそうである。
京都でも有名なお店の一つである。店内にも有名人のサインや写真が掲げられていて、秋篠宮様も来られていた。こちらの写真は長嶋茂雄氏とアントニオ猪木氏である。
さて、お店のオープン時間は11:30。御所の見学を終えお店に到着したのが11:40ごろ。外に3組6名の順番待ちが出来ていた。これだとそんなに待たなくても大丈夫かと思ったら、結果的に1時間強待つことになった。
お店は5つあるテーブルやちゃぶ台テーブルの席だけで、それに一人の客にも一つのテーブルをあてがって相席にしない。そのため回転が悪いのだ。もちろん、それはそれでお店の考え方なので並んで待つのが嫌な方は早めに着て待つか、入るのを止める権利があることである。
「丸太町十二段家」という店名だと、何の店かわからない。それにお店の前にメニューらしきものは一つも出ていないので、我々が並んでいるときも、通りすがりの人が何のお店かな?という顔で通り過ぎていった。
お店自体はお茶漬け以外にもしゃぶしゃぶがメニューにあるようだ。(ちなみに2階にも席があるが、しゃぶしゃぶの人の席になっている)
お茶漬けメニューは3種類。値段の安いほうから「すずしろ(1,050円)」「水菜(1,890円)」「菜の花(2,835円)」となっている。
私たちは、「すずしろ」と「水菜」を一つずつ注文した。ベーシックな「すずしろ」には、だし巻き、京漬物、ご飯、赤だし。これだけだと1,050円は高いと感じる。「水菜」には「すずしろ」+季節の一品が付いてくる。ちなみにご飯のおかわりは自由となっているが、食べ残しは+250円なので注意を!
まずは炊き立てのツヤがいいご飯をだし巻きとお漬物で一膳食べる。
赤だしもいい味である。
だし巻きには上品な味が付いているので醤油をかけずに食べる。これがうまい。
お漬物も京都の名物漬物の柴漬け、浅漬け、味噌漬けなどが少量だか多くの種類を楽しむことが出来る。大根、ゴボウ、菜の花、赤かぶら、しそ、白菜、壬生菜などの素材に、山椒やかつおぶしなどの香りがして美味しい漬物であった。
ご飯2膳目はお茶漬けで食べる。お茶漬けのお茶は宇治のほうじ茶である。熱々のご飯にさっぱりとしたほうじ茶は意外に合う。
こちらは、「水菜」の旬の一品。この日は旬の竹の子とトコブシの煮物であった。今が旬の竹の子を京都で食べられたのは良かった!
もちろん、おかわりのご飯を所望したことは言うまでもない。
丸太町十二段家
京都市中京区烏丸丸太町西入ル
TEL 075-211-5884
11:30~14:30
17:00~20:00
水曜休、年末年始
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