大阪堀江「恂さい」はちょっと高級な居酒屋で値段以上の美味しさを味わえます
最近、和食系のいいお店にめぐり合う。和食好きの私にとってはうれしいことである。
和食といえば、新鮮な魚介を使った料理が多いと思う。大阪のような大消費地には、新鮮でいい素材が全国から集まってくる。ただ、いい素材だけに値段も張るので、おのずとお店のコストにも跳ね返ってくる。
福岡に住んでいたときは、近くに玄界灘という美味しい魚介が獲れる場所があったために、比較的リーズナブルに和食を楽しむことが出来た。そのため、大阪に引っ越してきたときには、お店の単価が2~3割は上がった気がした。
今日紹介する堀江にある「恂さい」は店構えや内装は居酒屋の佇まいだが、料理のクオリティは割烹に近いのではないかと思う。それでいて肝心の値段のほうは居酒屋なのでうれしいお店なのだ。
そんな「恂さい」へ、週末土曜日に行ってきた。(前日に予約を入れて行ったが、当日は予約ナシのお客2組ほどでいっぱいになったので、週末は予約を入れて出かけたほうが無難である)
私は初めて行くお店では、おまかせのコース(セット)があれば基本的にはそれを頼むようにしている。そのほうが、お店のお勧めや得意な料理を楽しむことが出来ると思っているからだ。
ということで、一品料理にもなかなか美味しそうなものもあったが、3,500円のおまかせコース(付きだし・お造り盛り合わせ+4品)を頼むことにする。
付きだしは懐かしい金沢野菜の一つ金時草を使った「金時草の土佐酢漬け」。金時草はキンジソウと読む。和名は水前寺菜。葉の裏が金時豆のような赤紫色なので、そのように呼ばれるようになったそうである。金時草は加賀野菜の中でも代表的な夏野菜であり、独特の風味で、茹でるとぬめり(粘り)がでてくる。
お造りは愛媛産のものが多かった。まぐろ、かんぱち、剣先イカ、明石鯛、北海道の小川商店のウニである。
剣先イカはには、イカの耳(本来は「ひれ」である。別名「えんぺら」)も添えられていた。
そして刺身のつまは大根ではなく、生わかめ(つまというよりは、こちらも刺身ネタといえるかもしれないが?)と沖縄のスーナという珊瑚海草であった。わかめも、このスーナも食感がしっかりしていて美味しかった。もちろん、どの刺身もプリッとした食感で、新鮮なのがわかる。剣先イカは甘みが、鯛は脂が乗っていて、とてもGoodであった。
上は「泉州産の焼き水茄子と手造り豆腐薬味ポン酢がけ」。水茄子の食感と柔らかな絹のような豆腐の美味しさがよかった。
焼き物として出されたのは「かんぱちのカマ焼き」。当然焼きたてで脂の乗ったカマであった。
揚げ物は「旬の野菜の天ぷらと味来コーンのかき揚」。野菜はれんこん、こごみ、そら豆、甘ゆり。今の時期、珍しい山菜もあってよかった。味来コーンも甘くてよかったが少し揚げ過ぎかな?
この後、最後の料理が出てくるまでに少し時間がかかっていたが、そのときに、待っている間に食べてくださいと出されたのが、こちらの「タラの酒盗」である。タラの酒盗とは珍しい。辛さもほどほどで上品な味であった。
これらのつまみを肴に飲んだのは、故郷石川の日本酒「手取川」で大吟醸・本流という手取川最初の大吟醸と、宮城の酒蔵「勝山」の旨口特別純米酒「縁」を飲んだ。
最後に出されたのは「魚介和風チゲ鍋」である。あさりのチゲ鍋だが、本場韓国のものと違ってダシがきいたチゲ鍋となっていた。
こちらのコースにはご飯ものが付いていない。もっとも、飲んだら炭水化物は極力取らない私にとっては、そのほうがありがたい。
以上、コースの2人前で生ビール2杯、お酒2合、焼酎ロック1杯で計9,900円也!いや素晴らしい!和食好きにはお勧めのお店である。
恂さい
大阪市西区北堀江1-13-20
TEL:06-6543-8044
17:30~ 24:00
不定休
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