大阪本町「美々卯 本店」は「うどんすき」の商標登録を持つ老舗です
「美々卯 」は全国にお店を持つ、うどんを中心とする麺類料理のお店である。
その「美々卯 」は先代薩摩平太郎氏が大正13年に麺類専門店とし、それまで営んでいた200年続いた料亭から名前を改めた由緒あるお店である。その先代平太郎が考案した「うどんすき」が特に有名であり、「うどんすき」という商標も「美々卯 」が持っている。
そんな由緒あるお店なので、大阪にも数ある中から行ったのは本店である。やはりこの手のお店は本店に限るかな?
ということで東京から来た友人夫妻と、我が家から歩いて数分のところにある「美々卯 本店」でうどんすきを食べてきたので書きたいと思う。
店構えは、さすが本店だけあって風格を感じさせてくれる造りだ。1階はテーブル席、2階が個室になっていて、私たちは掘りごたつ形式の座敷に通された。
うどんすきの単品は4,200円で、それに追加の料理をセットしたコースが色々あった。私たちがチョイスしたのは5,600円の「あかねコース」。
まずは先付。
「旬のお刺身三種」
「天ぷら」
そしてこの後、お店の人がメインのうどんすきの準備をしてくれる。
写真の左が具材で、今の時期、旬の松茸も入っていた。これらを2回に分けて鍋に入れていく。右上の写真の貝に柄が付いているのはしゃもじ。
普通、鍋料理というものは、魚介や具材から先に入れるものだが、こちらのお店ではうどんから鍋に入れる。
うどんは伸びたら美味しくないというイメージがあるが、当然、うどんすき専用のうどんなようで、もちろん時間が経っても伸びない。煮込んだほうが美味しくなるように作られている。
さすがに全部食べるとお腹も満腹で、おじやの追加は諦めた。
こちらのお店で、うどんすきのお供に頼んだのが「凍結酒」である。ご覧のようにシャーベット状の日本酒である。非加熱生酒なのでさっぱりとした後口がいい。
だいぶ前に紹介したことがあるが、石川県でも萬歳楽が「白山氷室」という同じようなお酒を作っている。
ただ、瓶が普通の720mlのものを使っているために、非常にシャーベット状態で出しにくいのがたまにキズ。萬歳楽の「白山氷室」は注ぎ口が広い瓶を使っていたので出しやすかったので、できれば専用の瓶であればよかったかも?
この後、最後に季節のデザートが出された。
さて、「うどんすき」の元祖のお店。話のタネにはいいと思う。
美々卯 本店
大阪市中央区平野町4-6-18
TEL 06-6261-7241
11:30~21:30(L.O.20:30)
不定休
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