ある意味博多うどんの典型?「牧のうどん空港店」のうどんはダシを吸い膨張する
博多うどんは本当に奥が深いと思う。お店によって色々なうどんがあり、案外個性がハッキリしてる。
この辺は、他の地域より色濃いのではないかと思う。
今回紹介するのは、博多うどんのなかでも、もっとも有名なうどんのチェーン店の一つである「牧のうどん」である。
行ったのは、まだ夏の余韻が残っているような暑い10月のとある土曜日。お店は福岡空港の近くの「空港店」。12時10分前に着いたのだが、広い店内は、ほぼ満席の状態であった。
「牧のうどん」の特徴は、讃岐で言うところの「釜揚げうどん」である。つまり、最初茹でた後に冷水でしめずに、そのまま出汁をかけて出されるのである。
そのため、麺が出汁をどんどん吸い膨張して、見た目に増えてくるのである。ただでさえ博多うどんは柔らかくコシがないので、まさにふにゃふにゃなうどんになる。
一般的には、その状態を「うどんがのびる」といい、美味しくない状態のことを指すのだが、こちらのうどんは、逆に出汁を吸って美味しくなるうどんなのである。
だから、食べてもなかなか麺が減らないと感じる。当然、出汁がうどんの中に吸収されてくるので、出汁の方はどんどん減ってくる。そのため、不足してくる出汁を補うために、出汁がご覧のようなやかんに入れられてテーブルに出されるのである。
私も博多うどんは色々食べてきたが、これは初体験。ちなみに、麺の固さは固麺・中麺・柔麺から選べる。
さて、私が頼んだのは「野菜かき揚うどん(440円)」で、柔麺で頼んだ。
妻のほうは「やまいもかけうどん(480円)」を中麺で。いわゆるとろろうどんである。
両方とも、注文後、5分も経たないうちに運ばれてきた。これも先ほど書いた、「釜揚げうどん」で、茹でた後に冷水でしめる工程を省いているから早いのである。
いやはや、先ほども書いたが、本当に麺が出汁を吸い、食べても食べても減らない感じがする。(^^;;
あと、いなり寿司(3個入り190円)も頼んだ。家に帰ってWebで調べたら、昨今の原材料である小麦の値上がりで、少し値上げになっているようだ!?
牧のうどん 空港店
福岡市博多区東平尾2丁目4-30
TEL 092-621-0071
10:00~23:00
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コメント
まいにちごはんさん
コメントありがとうございます。
なるほど。好みの問題はありますね。
まぁ、私は、嫌いなうどんではなかったです。
今後ともよろしくお願いします。
投稿: あさぴー | 2008/11/16 08:58
昔キャナルシティにお店があり、あまりお腹は空いてないけど、帰りに食べて帰ろうと。
食べても食べても減らない~。うどんはのびのび。そうしたら、もううんざり。子供も同じで、みんな大残しでお店を出ました。
投稿: まいにちごはん | 2008/11/16 06:18