看板も掲げていない大名の隠れ家「炊き餃子 池田屋」は炊き餃子で人気のお店
博多は餃子が美味しいことは私のブログでも何度か紹介したことがある。
大体が焼き餃子のお店で、今日紹介する「炊き餃子」と同じようなお店としては、過日紹介した、上人橋通りの「博多 獅士」ぐらいかな?
炊き餃子とは、その名の通り、鍋で炊きこむ(煮込む)餃子のことで、普通の餃子だったら皮が薄いので、すぐに型崩れしてしまう。その辺が、他の餃子と違い、厚めの皮に餡が包まれていて、煮込んでも崩れしないようになっている。
お店のほうだが、場所が非常にわかりにくいうえ、看板などお店の名前がまったくないため、初めて訪れるときは探すのに苦労するかもしれない。このようにわかりにくく、飛び込みの客が少ないにもかかわらず、週末はいつもいっぱいで、事前に予約をして出かけたほうが賢明だ。
さて、中に入ってメニューを見て注文。炊き餃子はお腹が膨れそうだったので、あとで注文することにして、まず頼んだのは、
「自家製竹とうふ(500円)」。こちらも、このお店の名物である。きめ細かで滑らか。味もしっかりした豆腐でした。
あとは、「ゴーヤの塩昆布サラダ(500円)」。ゴーヤの苦味がさわやかな一品。
「炙りサンマ」。秋の味覚サンマも、炙ると生で食べるのとまた違った味で楽しめた。(こちらはメニューにはなかったので価格不明)
「丸腸ごぼう焼き(800円)」。こちらは私は食べていない。
「山芋とろろ焼き(500円)」。ふわふわな食感で酒のつまみによかった。
そして、お店の名物「炊き餃子」をこの辺で注文。この日は3名で行ったので3人前を注文。出されたのがこちら。(一人前700円……9月に値上げになった)
餡は炭火焼きの地鶏を練り込んだものなので、もちろんスープは鶏ガラであるが、とろみがあって、見た目とんこつのような感じ。
肝心の餃子のほうは、しっかりとした食感の皮を噛むと、中から餡の汁がじゅわ~と出てくる。スープの味も染みている。人気の秘密が分かる気がする。
この後、「枝豆の浅漬け(400円)」「蒸しかぼちゃとクリームチーズ(500円)」
「だし巻き玉子(500円)」などを頼み、最後の〆は、
先ほどの「炊き餃子」のスープの残りを利用した「ちゃんぽん麺(300円)」である。〆にはちゃんぽん以外にもご飯でおじや(400円)も楽しむことが出来る。
これで一人4,000円弱。なかなかコストパフォーマンスも高いお店でお勧めだ。
炊き餃子 池田屋
福岡市中央区大名1丁目4-28
TEL 092-737-6911
18:00~24:00(日曜23:00まで)
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