京都祇園発祥のくずし割烹のお店大名「いとちひさき」でおまかせ寿司懐石を食べる
「くずし割烹」という名前に興味があり、前々から気になっていたお店、大名の「いとちひさき」に行ってきた。
行ったのは9月の3連休の土曜日。18:45ごろの飛込みだったが運良く予約に空きがあってすぐに入ることが出来た。
メニューは基本的には、「おまかせ懐石コース(3,670円)」と「おまかせ寿司懐石(5,250円)」、それに「「一汁三菜(1,980円)」の3種類だけ。(21時以降はアラカルトもあるようだが)
「くずし割烹」というのは、京都祇園で生まれた「伝統的な京料理の手法を活かしながらも、和の食材にとらわれず、世界の時節食材を独創的な組み合わせで楽しむ(=くずし)」現代の新割烹料理だそうだ。私もこれまで知らなかった。
「いとちひさき」は、そんな「くずし割烹」の福岡での初のお店で、大名という若者の街には珍しい種類のお店かもしれない?
お店の佇まい、しつらいは、「割烹」という名にふさわしいつくりで、期待が高まる。席はカウンター12席、テーブルが10席、計22名が座ることが出来る。それを板場2名と女性2名で切り盛りするのだが、どうみても人手不足。
最初からいやな予感がしていたのだが、やはり予感は的中。お店に入ってから最後のデザートを食べ終わるまで、何と!3時間弱もかかってしまった。(^^;;
まぁ、割烹ということで、ゆったりと食事を楽しむことも重要で、それなりに時間がかかるものだが、あとで紹介する内容で3時間はかかり過ぎ。本当に手待ちの時間が長過ぎた。
私たちが頼んだのは「おまかせ寿司懐石」で、毎月お品書きが変わるコースである。(紹介しているのは9月のメニューです)
まず出されたのは、前菜で、「柚子つくね焼き」「真名鰹西京焼きと柿の唐揚げ」「毛蟹の出し巻き玉子」「万願寺唐辛子豆腐 パプリカのすり流し」「焼き茄子」「黄うるか」「鱧皮」「茗荷の取り合わせ」。
お酒を愉しみながらの上品な味付けの前菜は、なかなかのものだった。
椀替りは「甘鯛と椎茸の土瓶蒸し」。甘鯛もいいが、土瓶蒸しはやはり松茸かな!?
向附は「秋刀魚の焼霜造り 肝醤油で」。こちらもせっかく出来たてのものが、お酒のおかわりを待っている間に冷めてしまった。
そして、「くずし」は「フォアグラと穴子の蓮蒸し」。フォアグラだが、上品な仕上げで好感が持てる。
口直しは「山ぶどうと無花果のアイスクリーム」。
この後は握りで、左は「あわび、うに。長いも」。右は「いか、うに、海ぶどう」。両方とも醤油を使わずに、あら塩と酢橘で味がつけられている。私の好きな細工鮨である。
こちらの3品は左から「アジを柚子胡椒で」「キスを軽く炙ってあら塩で」「トロをオーストラリア?の粒マスタードで」。
最後の3品は「赤貝」「車えびをレアに炙って」「赤むつ(ノドグロ)」。車えびも微妙なレア加減で美味しかった。赤むつも良かった。
握りは全体的に上品。握りも小ぶりで女性向け。シャリも含めて個人的には好きな握りであった。
本来であれば、この後、止椀で「このわたの玉吸」が出される予定なのだが、何故か私たちには出されなかった。忙しさのあまり忘れられたかな?(帰ってからHPで調べて気が付いた)
この辺は割烹としては致命的。味以前の問題である。(余談だが、お隣には、その前に食べていた同じものを出していたりもした(^^;;)
土曜日で満席の22人を相手にしていたというかわいそうなところもあるし、店員の方も一生懸命やっていたことは伝わってはきたが、どうも、サービス面では残念ながらもう一頑張りが必要だろう?・・・周りのテーブル席の客も明らかにイライラしていた。
最後のデザートは「抹茶の羽二重餅」「カカオのわらび餅」「パッションフルーツのアイスクリーム ジン風味」「柚子胡椒のアイスクリーム」「乾燥麩のフレンチトースト 巨峰のジャムがけ」。変わったものが少しずつ楽しめる。このあたりも女性向けのアレンジだ。
メニュー構成や雰囲気は、明らかに女性客を意識した内容で、その結果、私が行った日も9割方女性客であった。
ただ、前述の料理の出されるタイミング・スピード、料理が出てこなかったこと、それにサービスなどの全体的な評価は辛口にせざるを得ないと思う。値段と味のバランスやお店の雰囲気など、基本的素地の高いお店だと思うので、手際も含めたサービス面を改善して欲しいと思う。
くずし割烹 いとちひさき
福岡市中央区大名1-8-40
林毛町通ビル1F
TEL 092-737-1015
17:30~翌2:00
(フードLO1:00,ドリンクLO1:30)
月曜休
| 固定リンク
「 福岡( 和食・割烹)」カテゴリの記事
- 博多駅そばランチ事情(番外編)駅前四丁目「みしま」と八仙閣本店がやっている「彩虹(ツァイ・ホン)」(2009.06.19)
- 福岡での最後の晩餐。上人橋通り「火群(ほむら)」で至福のひと時(2009.04.22)
- 警固の「魚松」で初めてのランチ「博多丼」の上は博多の美味しいとこ取り(2009.04.19)
- 日曜日にもやっている和食お店、大名「二三家(ふみや)」で「二三家重ランチ」(2009.03.24)
- 渡辺通サンセルコ地下「海の味 有福」で粋な和食を愉しみました(2009.03.18)














コメント
こんばんは。
開店当初に行きました

料理内容からするとコスパもよく、生き残っていっていって欲しいお店かとも感じました。が、いまだにお店がまわってないようですね…。開店当初の不慣れはしょうがないとしてもねぇ…
サービスまでくずされるとイヤですね
投稿: むね | 2008/10/07 23:51
むねさん
こんばんは。
まぁ、お店側の一人でも多くの人を入れて営業したいと思うのはわかりますが、身の丈を越える人数は逆にイメージを悪くするばかりです。
>サービスまでくずされるとイヤですね
御意!
投稿: あさぴー | 2008/10/08 21:48
くずし割烹ってよく読んでみると、大阪は法善寺横町の喜川コンセプトそのままパクリですね。
京都や祇園がオリジナルだとか捏造が上手ですね。
投稿: rokuro | 2009/04/30 16:25
rokuroさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
法善寺横町の喜川ですか!?
違いを見てみたいです。
今度、機会があれば行ってみます。
情報どうもです。
投稿: あさぴー | 2009/05/01 23:57