日本最古の温泉、道後温泉で一泊「大和屋本店」で愛媛の海の幸を堪能(?)
世界最古の温泉旅館は、小松の粟津温泉「法師旅館」でギネスにも認定されている。1,300年の歴史を誇る。
そして日本最古の温泉地といえば、愛媛松山の道後温泉で、約三千年の歴史があるそうだ!?
そんな道後温泉に初めて泊まりで行ってきた。その中でも有名な温泉が「道後温泉本館」であるが、詳しくは後日書きたい。さて、今日は泊まった旅館と料理について書きたいと思う。
泊まったのは「道後温泉本館」のすぐ近くにある「大和屋本店」。純和風数寄屋造りの和風旅館で、道後温泉の中でも高級な部類に入る旅館である。ご覧のように、旅館内に能舞台も備えており、能の体験も可能である。
当然、値段もそこそこする。ということで期待を持ってお邪魔したのだが、今回は少し思っていた以上のサプライズがなかった。「大和屋本店」には、もう少し頑張って欲しいというエールの意味を込めて、辛口の内容になっているのでお許しを。
その理由はといえば、申し込んだとき、「愛媛の海の幸のお造りをメインとした会席料理12品をお召し上がり下さい。季節によって食材が変わる愛媛のお魚を思う存分お召し上がり下さい。」と書かれていた。そのため期待を膨らませていたが、残念ながら夕食の内容は、素材の種類もいたって普通の会席料理であったことである。
もちろん、基本的な味そのものは良かったことは付け加えておくが。
では、出された品々を順番に紹介していきたい。
先付は「若楓豆腐」と前菜で、若楓豆腐は蓬の味がした。沢蟹、クラゲ、ちまきなど。
吸物は「青紅葉冬瓜」ということで、じゅんさいや鱧が入っていた。
お造りは、鯵の姿作り、マグロ、スズキ、それに才巻海老。才巻海老とは車えびの小さいものをそう呼ぶらしい。
この旅館を選んだのも、「愛媛の海の幸のお造りをメインとした会席料理12品」といううたい文句にひかれて申し込んだので、瀬戸内らしい種類の魚の造りを期待したのだが、鯵、マグロ、スズキでは……。せめて鯛や生ダコぐらいは出てきて欲しかったし、鯵も一尾はいらないから、もっと魚の種類を多くするとか……。鯵そのものも、表面の水分がなくなっていて瑞々しさが感じられなかったのも残念。
そして、お造りの食べ方は、お醤油のみ。最近はあら塩や柚子胡椒など、色々なもので楽しませてくれるところも多いのでちょっと意外であった。
思わず「あら塩でもありますか?」と聞いてみたが、結局なく、伯方の塩らしきものを持ってきてくれた。
蓋物は「鰻豆腐」。こちらの鰻は美味しかった。
お凌ぎで出されたのは「サザエのつぼ焼き」「ナスの酒盗煮」。「酒盗」とは鰹の内臓が原料の塩辛で高知名物。酒盗そのものはめちゃめちゃ辛いが、こちらは辛くなく酒盗だと聞かなかったらわからなかっただろう?
こちらは「牛ヒレステーキ」。特に必要なかった気もする。
揚物は天ぷら。ちょっと一般的過ぎ?そして、こちらも天つゆのみ出された。あら塩や抹茶塩など欲しかった。
あとはご飯で、私は、瀬戸内ということ、愛媛ということで「鯛めし」を期待したのだが、普通の白いご飯であった。(^^;;
こちらは最後のデザート。
品数もご飯やデザート、香の物、お吸物を含めて12品。それらは品数には含めないで欲しい。(^^;;
いや、本当に辛口の内容になってしまった。ごめんなさい。値段からの個人的な期待値とのギャップがあったからであるが……。でも、より良い温泉旅館を目指して頑張ってください。期待しています。
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