小野グループ、創作鮨のお店「小野の離れ」はお鮨を気軽に楽しめるお店
創作鮨のお店「小野の離れ」は、地魚だけにこだわった創作鮨のお店である。
前に紹介した「ねぎ焼き 小野」の2階にお店はある。カウンターとテーブル席が二つ。奥にグループ用の部屋があるが、そんなに大きなお店ではない。
このお店は、基本的にはコース料理だけのお店で、メニューでは「離れ鮨 月鶴(4,280円)」と「離れ鮨 舞姫(3,280円)」に2種類のみが記載されていた。
私たちが頼んだのは「離れ鮨 舞姫」。こちらは鮨が6貫のコース。「離れ鮨 月鶴」は鮨が12貫に増え、八寸も付くようであるが、飲んだらあまり炭水化物系は極力取らないようにしている身としては、「離れ鮨 舞姫」しか選択肢はなかったと言えよう。
まぁ、個人的には少しはアラカルトで選択の余地があってもいいとは思うが、この辺はお店側の考え方次第である。お客としては、嫌なら別な店に行けばいいだけなので、。
さて、料理の方を順番に紹介したいと思う。
まず先付けは、「旬鉢」と呼ばれる「恵比寿南爪の冷製スープ」「胡麻豆腐、銀杏添え」「水菜とカブのなめこ和え」の三種盛り。量は少しずつだったが、最初の酒のつまみとしてはまずまず。
こちらは、「お造り盛り合わせ」。三種類の盛り合わせで、真鯛、ブリの子供のヤズ(石川ではコゾクラと呼んでいる、大きさや味からみてサワラに近いのではないだろうか……?)、そして、まぐろの子供。名前何て言ったかな?(^^;;
お造りは新鮮なネタだということはすぐにわかった。
「茶碗蒸し」は、豆乳の茶碗蒸しに大和芋をすり流ししたもの。
握りは「華れ鮨」という名前で、まずは真鯛(左)にイカ。真鯛には塩ダレ、イカには江戸前の煮きりのようなタレがぬられていた。
こちらはカンパチ。
お次はつぶ貝とアナゴ。つぶ貝には貝ダレ、アナゴにはツメがぬられていた。
最後は玉子。以上、6貫であったが、握りについては創作鮨ということであったが、いたって普通。確かに江戸前のツメや煮きりのようなタレがぬられていたが、創作鮨と呼ぶにはちょっと……かな?
鮨を食べ終わったあとに出された「あら汁」。出来れば鮨と一緒に出してくれた方がうれしい。
口直しは「マロンショコラムース」。秋らしくてよかった。
全体的には値段と内容のバランスが取れているのと、店員の対応が素晴らしいことを考えると、満足度は高い。料理的にはメニュー構成と、鮨にもう一ひねりがあったならば、個人的には何度も足を運びたくなる店だと思った次第である。
小野の離れ
福岡県福岡市中央区舞鶴1-3-11 2F
092-731-3339
18:00~01:00
日曜休
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