岡山の郷土料理や駅弁として有名な「祭すし」こと「ばら寿し」を岡山駅の吾妻寿司で食す
日本全国、どんな土地にでも「ちらし寿し」としてあるのではないだろうか!?
石川県でも、北陸の海の幸、特にカニの身をちらした寿しが駅弁などでもよく売られていて、家庭でもお祭なので振舞われることが多い料理である。
岡山でも、お祭りや祝い事のときに作られるようだ。
調べてみると、「ばら寿し」は、昔、時の岡山藩主池田光正公が、「庶民は一汁一菜にせよ」という節約令を出し、やむなく庶民は魚や野菜を寿司の具に使えば飯を食べる時のお菜ではなくなるという窮余の策から、たらい状の半切り桶の中に詰めたすし飯に、味をつけた野菜や魚介類を入れて、かき混ぜて食べたことが発端だということであった。
さて、私が「ばら寿し」を食べに入ったところは、岡山駅ビルにある、吾妻寿司というお店。岡山駅の新幹線側もリニューアルされてきれいになったのだが、その2階にあるお店。
ランチに手頃な値段で寿司を食べることが出来るお店で、周りの人は握りのランチを注文する人がほとんどであったが、私はそれらには目もくれず、「ばら寿司」を注文。
で、出されてきたのが、こちら。備前焼の器に盛られていた。岡山では、駅弁としての「祭すし」の呼び方のほうが有名かもしれない?
鰆(さわら)、ままかり、海老、穴子、干しいたけ、錦糸玉子、酢レンコンなどの山海の素材を酢で〆て、これまた、昆布で炊き、れんこん、かんぴょうなどをまぶし酢で〆たご飯の上にきれいに並べられている。
肝心の味のほうだが、上に乗せられている具材、特に魚介が乾燥気味だった点を除けばまずまず。
急ぎでも素早く食べることが出来るのでビジネスマンにも重宝するかもしれない?
吾妻寿司 岡山駅店
岡山市駅元町1-1さんすて岡山内2F
TEL 087-227-7337
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