山陰島根県松江で出雲そば「八雲庵」で「鴨南蛮」と「割子そば」を楽しむ
松江といえば、小泉八雲(パトリック・ラフカディオ・ハーン)。彼の松江時代に居住していた住居が今は国指定の史跡に指定されている。
この住居そばにあるのが、出雲そばの「八雲庵」である。松江城などの観光地に近く、多くの観光客や地元の人も多く訪れているようだ。
出雲そばとは、玄そば(そばの殻つき)の挽きぐるみのそば粉を使うことが特徴である。いわゆる「田舎そば」と呼ばれる「そば」であるが、越前そばや信州そばなどもその類である。
さて、この日はたまたま出雲に行く機会があり、近くを回っていたため昼食時に立ち寄ることが出来た。
「八雲庵」は、ご覧のような立派な日本建築の建屋の中にある。武家屋敷跡を改装したようで、日本庭園も立派で、席数も半端な数ではない。
私の場合、このような大勢が入れるような蕎麦屋は、どちらかというと敬遠するほうだが、一緒に行った人間が「美味しい」というので入ることにした。
食べたのは「四色割子そば」であるが、「割子そば」とは、このお店のHPを見てみると、このように書かれている。
「『割子そば』は、出雲大社を中心として発展した出雲地方の郷土そば。200年以上も前の出雲の殿様のお道楽から生まれました。」ということであるが、そばを小分けに食べると言うのは、多くの地方でやられていることで、盛岡の「わんこそば」なども同じようなものかもしれない?
私の食べた「四色割子そば」はご覧のような朱塗りの器に小分けされたそばに、各々「山芋」「うずらのタマゴ」「大根おろし」「なめこ」が乗せられている。
それに、もみじおろし、海苔、かつお節、ねぎなどの薬味を乗せ、少し濃い目のダシを直接かけて食べるのだが、このダシがとても濃いので、あまりかけすぎるとくどくなるので注意が必要である。
そして、こちらが、このお店のもう一つの名物(らしい)である「鴨南蛮」である。
鴨南蛮の「南蛮」とは、江戸時代にネギを入れた料理のことをそう呼んでいたところからきている。もちろん、私は肉が苦手なので食べていないので味の方はわからない。。
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コメント
macaronさん
こんばんは。
松江は、なんとなく金沢を少し小さくした街のような感じがしました。菓子処でもありますし。
八雲庵は、味的には、北陸の蕎麦に似ている気がします。
投稿: あさぴー | 2007/05/31 20:59
私も以前、このお店で出雲蕎麦を頂きました。山陰の味ってかなり甘くどい感じがしますよね。そうか、だしをかけすぎたのか~。
松江は金沢と似ていて、茶道が盛んで日本三大銘菓の一つがこちらにもありますよね。同じ落雁で、昔の銘菓といえば落雁だったのかと妙に納得した覚えがあります。ちょうど、八雲庵の前が松江城の掘割だったような。
投稿: macaron | 2007/05/31 00:55