ミラノの美術館めぐり「ブレラ美術館」と「ポルディ・ペッツォーリ美術館」
イタリアは、ルネッサンスに代表されるように、文化・芸術分野においても、世界をリードしている国の一つであろう?
そのせいか、ミラノにも多くの美術館があり、世界的に有名な絵画や彫刻を気軽に観て歩くことが出来る街なのだ。
さて、そのような絵画や彫刻の中でも、もっとも有名なものといえば、レオナルド・ダ・ビンチの描いた「最後の晩餐」ではないだろうか!?
「最後の晩餐」は、美術館に飾られているサンタ・マリア・デッレ・グラッツィエ教会の修道院内の壁に書かれた壁画である。
実は、この「最後の晩餐」を見るためには予約が必要なのであるが、ガイドブックには「前日までに予約」と書かれていたのだが、実際に電話をかけてみると、2週間待ちということであった。(^^;;
よって、この名画を見ることが出来なかったのである。(T_T)
お次は、ミラノでも一番大きな美術館である、「ブレラ美術館」を紹介しよう。
ブレラ美術館は、17世紀に建てられたイエズス会の施設で、1772年、ロンバルディア王も兼ねていたマリア・テレジアが入手し、美術学校を設置。その後、ナポレオンによって美術館として整備され、1809年、一般にも公開されるようになった。で、美術学校と美術館の入り口の中庭には、ナポレオンの銅像が鎮座している
現在でも、その当時のように、美術学校に併設された美術館で、主にヴェネツィア派、ロンバルディア派などのイタリア絵画の名作を見ることが出来る。
主な収蔵品としては、ジョヴァンニ・ベリーニの「聖母子」「ギリシャのマドンナ(聖母子)」「ピエタ」や、ピエロ・デラ・フランチェスカの「ブレラの祭壇画」、アンドレア・マンテーニャの「死せるキリスト」などである。
なお、この「ブレア美術館」では、日本語の解説ガイドの貸し出しも行っているが有料であった。
最後の紹介は「ポルディ・ペッツォーリ美術館」。スカラ広場からを北に登ったマンツォーニ通り沿いに小さな入口がある。注意してみていないとわからないほど、普通の家のような入り口である。
それもそのはず、「ポルディ・ペッツォーリ美術館」は、もともとはミラノの貴族ジャン・ジャコモ・ポルディ・ペッツォーリの屋敷で、彼の死後、建物ごと市に寄贈されたのである。
主な収蔵品は、ポッライウォーロの「若い貴婦人の肖像」、ボッティチェリの「聖母子」「キリストの死への哀悼」、ラファエロの「行列用の十字架」など。
ここの美術館は、ストロボを使わなかったら写真撮影もokであったが、気付いたのが見終わってからだったのが残念。
ここも、日本語のガイドを貸してくれる。それも無料で。
絵画以外にも装飾品や武具のコレクションも豊富に展示されており、たまたま通りかかったところにあって、飛び込みで入った美術館であったが、思わぬ掘り出し物を見つけたような、そんな美術館であった。
ポルディ・ペッツォーリ美術館
Museo Poldi Pezzoli
Via Manzoni 12 Milano
TEL 02-794889
開館時間: 火曜‐日曜10:00~18:00、月休
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