日本五大銘飯のひとつ、本場の深川めしを食べてきました!東京「深川宿」深川めし考
日本五大銘飯とは、「忠七めし(埼玉)」、「さよりめし(岐阜)」、「かやくめし(大阪)」、「うずめめし(島根)」そして、東京の「深川めし」だそうだ。
個人的には、「かやくめし」しか食べたことがないが、今日紹介する深川めしは、比較的よく食べる「めし」である。
最近では、東京駅の売られている駅弁などでも「深川めし」は人気の商品らしいが、駅弁などで一般的な深川めしは、炊き込みタイプのもの。
実は、深川めしには、二つの種類があって、先ほどの炊き込みご飯のもの(なぜか「浜松風」というらしいが)と、味噌味の汁に煮込みご飯にぶっかけたものである。
今回、その2種類の「深川めし」を食べさせてくれるお店「深川宿」に行ってきたので、深川めしについて書いてみたいと思う。
「深川宿」は本店は、地下鉄清澄白河駅の近く、深川江戸資料館前にあるが、私が食べたのは門前仲町の富岡八幡宮の中にあるお店のほう。
さて、お店に入ってビールを飲んでいたら、試食だということで、こちらの品々が出された。あさりの佃煮、アサリの浅炊き、塩まめ、出世お不動縁起まめなどであるが、ビールのつまみとしてちょうど良かった。
食べたのは、二つの深川めしがハーフサイズで同時に楽しめる「辰巳好み」で、煮物、お吸い物、お新香、デザートが付いて2,100円(税込)である。デザートは葛きりであった。
では、二種類の深川めしについてもう少し詳しく書きたいと思う。
まずは、味噌味のぶっかけご飯のものであるが、どうもこちらは、江戸前の魚貝をとっていた漁師たちが、漁で冷えた体を温めるために、帰ってから食べていたものなようだ。
下の写真を見てわかるとおり、海苔に白ネギ、そして中ぐらいのアサリの剥き身がたっぷりと乗せられている。コクのある味噌で煮込んだアサリの旨みが美味しいが、少し甘めの味付けで好みの問題はあるかもしれない。たぶん白味噌を加えているからだろう?
一方、炊き込みの深川めしのほうは、アサリ、長ネギ、油揚げを醤油や塩などで煮て、その後、具を取り除いた煮汁で炊き込んだもの。
こちらのほうは、深川で漁師とともに多く居た、木材に関しての職人(大工など)が弁当や握り飯にしてもっていくようにしたのが、炊き込みの深川めしのルーツなようだ。
味のほうは薄め。ほんのりと三つ葉と白ゴマなどの香りがいい。しかし、味が濃い目のぶっかけのと交互に食べると、炊き込みのほうは味が薄すぎて、ちょっと味的には損をしている感じもする。
石川では、深川めしを食べさせてくれるところを私は知らないが、アサリの旬である春の時期には「深川めし」を食べたくなるなぁ。
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コメント
Ricetteさん
こんばんは。
すみません。勝手にTB打たせていただきました。
Ricetteさんのブログをみて、このお店に行ったわけではないのですが、同じメニューでびっくりしました。(^^;;
投稿: あさぴー | 2006/08/23 19:33
fujikingさん
こんばんは。
そうですね~、東京には月に2~3回は行くでしょうか?
もっとも、日帰りがほとんどで、美味しいものにはなかなかありつけないですが……。(^^;;
「つぼみ」については、喜んでいただけて幸いでした。
投稿: あさぴー | 2006/08/23 19:32
石川のみならず、東京の店まで教えていただいてうれしい限りです。東京にもよく来られるのですか?
あと遅くなりましたが、母親が金沢に帰った折、ご紹介されていた「つぼみ」にいってきました。母親の母校も近かったので感動して喜んでました。
投稿: fujiking | 2006/08/23 11:55
おひさしぶりです。
TBありがとうございました!嬉しかったです。
辰巳好みは、ふたつの深川飯を楽しめていいですよね。
試食のあさりの佃煮は、お土産にも最適です。
画像を見ていたら、また行きたくなりました!
投稿: Ricette | 2006/08/23 08:22