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2006/05/05

金沢東山「くりゑンテ」はオーナーこだわりの空間と食でハレを演出してくれる

Curiente 金沢東山に昨年春のオープンした「くりゑンテ」。私も名前は前から知っていたが、なかなか行く機会がなかったところ。今回、GW前の週末にやっと訪れることが出来た。

オーナーシェフの川端さんは、スペインや国内の有名店で技を磨いてきた方で、彼の「食」に関しての「思い」を形にしたのが、金沢東山「くりゑンテ」なのである。「くりゑンテ」という名前は、「クリエーティブ」と「オリエンタル」を組み合わせた造語だそうだが、川端オーナーの「思い」が、この名前にも表されている。

まず、お店は、大正時代の町家を改装したもので、屋根裏までの吹き抜け空間が開放的で心地よく、壁や漆の隅々にまで、もてなしの心が行き届いている。そして、スタッフ全員で居心地のよさを演出してくれるのがうれしい。

Curiente6 こちらのお部屋は2階の特別室。朱塗りの壁が鮮やかで、テーブルなどもオリジナル。部屋代が別途かかるそうだが、その代わり食器などもいいものを使っているそうだ。

私がお邪魔した日は、幸いにもお客さまは私たちだけ。そのため、川端オーナーや奥様とも親しくお話をさせていただくことが出来た。

実は、私はお店に最初にお邪魔するときは正体を明かすことはめったにないのだが、オーダーを取りに来たときに「写真撮影はお断りしています」と言われたために、ダメ元で「ブログに書きたいのですが……」と正体を明かすと、偶然にも私のブログをよく見てくれていたのと、たまたま他のお客様が居なかったというラッキーが重なって、めでたく撮影することが出来た。

もちろん、私はフレンチ系のお店では写真撮影はその都度許可を得るようにはしているのだが、最初に「ダメ」と言われたのには、少々驚いてしまった。しかし、この辺も川端さんにお聞きすると、せっかく「ハレ」の日を楽しんでいただこうとスタッフ全員でおもてなしをさせていただくときに、写真を取ることに意識が行くのは、その方にとっても残念なことだし、他のお客様にも迷惑がかかるといった理由であるらしい。

この辺の良し悪しは色々あるだろうが、このようなこだわりのお店があっても、私はいいと思う。気に食わなきゃ行かなければいいだけの話だろう?

さて、肝心の料理の紹介に移ろう。私が頼んだのは「歩遊」というコースで、一番リーズナブルなコース。5,500円である。

Curiente2

まずは、「前菜の盛り合わせ」と「スープ」。「前菜の盛り合わせ」は、手前は「イイダコのプッタネスカ」で、中にはきゅうり、ホタテのグリル、ミズダコなどが入っている。「プッタネスカ」とはナポリの名物パスタの名前のことだが、トマトソース、ケッパー、黒コショウなどで味付けされた塩味の効いたソースで、酒の肴にはとても合う味。

左上のグラスの中に入っているのは、ホタルイカ、スモークサーモン、イクラ、コゴミなど。これらがグラスに盛られポン酢のジュレとキウイソースがかけられている。

両方とも、ソースの中から何が出てくるか、わくわくさせてくれる粋な前菜であった。あと、生ハムとキッシュも添えられていた。そうそう!このお店ではお箸で食べることも出来る。これらの前菜は特にお箸で食べたい一品であった。

スープは、ジャガイモのポタージュ。

Curiente3

お次の写真は、「日本海からの恵みのサラダ」とメインの「黒むつのポワレ」。

「日本海からの恵みのサラダ」は、マカジキ、ヒラメ、マダイ、ミンク鯨の赤身、シマエビを、シェフオリジナルソースで楽しむサラダ。ソースの種類は5種類で、「胡麻とコチジャン」「黒オリーブといしる」「麦味噌とバルサミコ」「梅肉ソース」「ジェノベーゼ」。

ひとつずつ、ソースにつけて食べてもよし。最後のほうは微妙に混ざり合って、また違った味のハーモニーを楽しむのものよし。味噌やいしるなど、石川の和の素材をうまくアレンジしているのもなかなか面白いと思った。ただ、少し、こってり系のソースが主だったので、ひとつぐらいは、あっさりとしたソースがあっても良かったかな?

一方、メインの「黒むつのポワレ」には、魚介のブールブランのソースで。ブールブランソースとは、「白いバターソース」という意味で、名のとおりのバターソースだが、程よくポワレされた黒むつの味を殺さないほどに滑らかでコクのあるソース。ヤリイカとアサリも添えられていて美味しかった。

Curiente4

で、最後はデザート。左は「アプリコットシャーベット」と「マツナとフルーツのケーキ」。そんなに甘くなく、甘いものが苦手な私でもok。右はその後出された「ハチミツと生姜のヌガーグラッセ」。ハチミツの甘みに生姜のピリッとした味が妙にマッチしていた。

Curiente7

あと、こちらは連れの食べた肉のメイン「牛ホホ肉と春茄子のミルフィーユ仕立」である。ソースは「トマトソースと赤ワインとグレープフルーツのソース」だそうだ。スープのほうは「ごぼうのスープ」である。

いかがだろうか?たまには粋な「場」でハレの「食」を楽しんでみては。川端シェフなら、きっと素晴らしいハレの場を演出してくれるだろう!?

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石川グルメ(フレンチ・ビストロ)」カテゴリの記事

コメント

fumidukiさん
ははは。確かに!
撮ってから「や~めた!」は、しにくいです。
あさぴーも2~3回ありますが。(^^;;

投稿: あさぴー | 2006/05/06 21:53

そうかもしれませんね。
先日、イタリアンのお店に行ったときに「写真とってもいいですか?ブログに載せたいので。」と聞いたときは「聞く人は初めてで、感動した~。良く書いてね。」と言われました。
でも、あんまりお奨めじゃなかったのでボツにしちゃいました。ああ~、ごめんなさい。。。で。
あさぴーさんには、頑張ってほしいです!

投稿: fumiduki | 2006/05/06 10:40

fumidukiさん
こんにちは。
これから、写真禁止のお店も多くなるかもしれません。
案外、料理の写真撮っている人見かけます。
私も、写真を撮る時は迷惑がかからないように、ストロボを最小限にしたりしていますが。

投稿: あさぴー | 2006/05/06 10:18

おじゃまします。
写真ダメになったのですね。
私達が行ったときはそんなことはなかったのですが。
確かに他のお客さんの迷惑じゃないかな~?と思うことはありますしね。

やっぱり、東茶屋街の雰囲気は良いのでまた行ってみますね。

投稿: fumiduki | 2006/05/06 09:55

おーばさん
そうです。ハレて気持ちのいい日が続いています。
このごろ、お箸で楽しめるお店が多くなりました。
日本人は、やっぱり箸ですよ!(笑い)

投稿: あさぴー | 2006/05/06 09:28

をを、ハレなのですねえ。いいなあ。
お箸でいけるのはありがたいですね。

投稿: おーば | 2006/05/06 08:51

確かに。
お話させていただいた感じでは、凄いパワーでした。「想い」も強い方で。
パエリアパーティ?面白そうですね!?

投稿: あさぴー | 2006/05/05 23:09

川端シェフは料理の腕前はもちろんですが人間的にも非常にパワーがある方で良い方ですよね。
以前も無理言ってお酒に弱い私でも飲めるシャンパンを用意してもらった事があります。
パエリア・・ホントに美味しいので大勢で行ってパエリアパーティーしましょうか?

投稿: まつゆき | 2006/05/05 22:32

和菓子改めまつゆきさん!(獏)
美容室のN氏や、DJ K氏の名前も、川端シェフから聞いたので、たぶん貴兄も行っているのだろうと推測はしておりましたが。
パエリア!スペインで修行していたのだかが、期待大!?

投稿: あさぴー | 2006/05/05 22:05

このお店はホントに雰囲気がいいお店ですよね。
町屋造りの隠れ家っぽい感じが最高です。
最近は一緒に行く相手が居ないためご無沙汰ですが・・・
以前のお店の「創味工夫」時代はカウンターごしにマスターと会話を楽しめたのですが、このお店の二階個室だと多少距離感があるのが残念です。
その代わりコッソリデートには・・・♪
ブログを見たら久しぶりに日本海からの恵みのサラダを食べたくなっちゃいました。
ちなみにシェフのパエリアは絶品ですよ。お試し下さい。

投稿: 和菓子改めまつゆき | 2006/05/05 21:33

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