チャーハン、焼飯、ピラフ、その違いは何だろう?
いつも、なんとなく注文しているのが、チャーハン、焼飯、ピラフである。
しかしながら、よく考えると、チャーハン、焼飯、ピラフ、各々どう違うのか、あまり意識して食べたことがないように思う。
今日は、その辺がふと気になったので、調べてみたので、今までに食べたチャーハン、焼飯、ピラフを紹介しながら書いてみたいと思う。
まずは、チャーハン(炒飯)である。写真は加賀の「アサヒ軒」のエビチャーハンである。
まぁ、チャーハン(炒飯)については、大体が「中華料理」のお店(ラーメン店含む)で出されるものを指すと思う。一般的には「炊き上がった白米を具と一緒に油で炒めた物」と言えるだろう?
あと、形的にも、丸くまとめられている点も、焼飯とピラフとは違う特徴だ。私も、チャーハン(炒飯)は大好きな料理の一つで、手軽に食べられるのも、その理由の一つ。
次は、焼飯である。写真は、小松市安宅新の「まごち」のエビフライ焼飯である。
焼飯も基本的にはチャーハン(炒飯)と同じく、「炊き上がった白米を具と一緒に油で炒めた物」だが、主に「うどん屋」や「定食屋」のメニューにあるものが焼飯で、別な言い方をすれば、家庭で母親がフライパンで冷飯を、冷蔵庫にある具材で、手際よく作ってくれるのが焼飯と言えるかもしれない。
最後はピラフ。写真は金沢鞍月の「sola豆ダイニング」のオムレツピラフと、私が良く利用する小松「クッチーナ」の山菜と梅のピラフ。
ピラフだけは、先ほどのチャーハンや焼飯とはちょっと違うかもしれない。それは、ピラフとは「米を炒めた後、様々な出し汁で炊き上げた物」のことをいい、言ってみれば炊き込みご飯である。そういった点ではスペイン料理のパエリアも、これらの仲間である。
ピラフの場合は、喫茶や洋食系のお店で出しているところもあるが、注意しないといけないのは、メニューにピラフと書いてあっても、作り方はチャーハンのように炒めてある場合が多い。
味だけは、油の変わりにバター類を使用することが多く、何となくピラフと言った趣のものも多いだろう?前述の山菜と梅のピラフはそのようなピラフである。
まぁ、日本人のようにせっかちな民族は、お米の状態から炊き上げ、30~40分も待たなければいけない料理は、なかなか難しいのだろう?
ちなみに「ピラフ」とは、トルコ語のpilav(ピラヴ)からきており、それがフランスに渡ってpilaf(ピラフ)となったようである。
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コメント
ぱらもさん
こんばんは。
コメントありがとうございます。
焼飯、炒飯、ピラフ、日本人の曖昧さがよく出ている区分です。もっとも、私的には美味しければいいと思いますが。
では、これからもよろしくお願いします。
投稿: あさぴー | 2006/12/08 21:01
僕は、炒飯と焼飯は、炒めると焼くなので、調理方法が全く別物の料理かなぁと思っていました。炒飯の方は中華料理から由来っぽいので、油でさっと炒めてあり、調理時間も比較的短く仕上げている印象があります。そして、焼飯の方は、おっしゃっているように(日本で生まれた?)家庭料理みたいな気がします。じっくりと時間を掛けてフライパンなどでご飯を焼いている印象があります。店によっては焼飯と炒飯をごっちゃにしてるとこありますけどね…。
投稿: ぱらも | 2006/12/08 01:36
松ちゃん
こんばんは。
情報ありがとうございます。
なるほど。
語源になっていても、ピラフとは違って脂っこいのですね!?
投稿: あさぴー | 2006/09/22 22:37
中央アジアのピラフは脂っこいですよ。汎トルコ圏共通のようですね。
投稿: 松ちゃん | 2006/09/22 18:16
keikoさん
こんばんは。
ははは。
懐かしいですね~!
でも、焼き飯、チャーハンはいつまで経っても大好物です。
あと、イタリアンスパ。
投稿: あさぴー | 2006/04/19 21:00
kawaharaさん
こんばんは。
情報ありがとうございます。
なかなか奥深い内容でした。
皆さん、焼き飯やチャーハンに対してノスタルジックな思い出による評価をされていますね!?
でも、味の記憶は年をとっても忘れがたきです。
投稿: あさぴー | 2006/04/19 20:54
こんにちは。
このテーマすごく興味あります。
日経の記事は気が付きませんでした。
kawaharaさんの情報すごく参考になりました。<(_ _*)>
魚肉の時代はお肉などおいそれとは買えませんから、主役は練り物でした。赤巻を細かく刻んで、それだけだと肉の風味がないので、ラードを使っていた記憶があります。具が少ないので、海苔で覆ったり。炒飯の素が登場する頃になるとお肉やハムも普段の食材となっていたような・・・
炒飯の素と頃同じくだしの素とかインスタント調味料のさきがけでしょうか。
投稿: keiko | 2006/04/19 17:12
>チャーハン、焼き飯、ピラフ
以前日経新聞でマジメにそれらの違いを考えていました。
http://weekend.nikkei.co.jp/kiko/20030131s861v000_31.html
http://weekend.nikkei.co.jp/kiko/20030206s8626000_06.html
読者からのメールには「焼き飯には戦後を想起させるものがある」「貧しい時代の母親の具のない焼き飯を思い出す」とかそんなのが多かったです(笑)。
そういえば昔、親に「出前を頼むように」と言われて山中の「山田食堂」というところに電話を掛けた際に「ピラフはあるか」と言ったら、「ピラフというのは炊き込みご飯で、うちにはそのようなメニューはない」と言われました。山田食堂は「やきめし」じゃなかったかな。カマボコが入っていました。
投稿: kawahara | 2006/04/19 13:48
アヤノさん
こんばんは。
焼飯のしろ、チャーハンにしろ、具は適当というかほどほどがいいかも?
まぁ、美味しければ何でもいいのですが!(笑い)
投稿: あさぴー | 2006/04/18 19:43
言われてみれば焼き飯の方が具が少ないかも・・・
投稿: アヤノ | 2006/04/17 23:34
keikoさん
こんばんは。
詳細な分析どうもありがとうございます。
「焼き飯には紅しょうが必須」確かに!
焼飯のほうがお袋の味かな?
投稿: あさぴー | 2006/04/17 20:48
再度おじゃまします。
私もアヤノさん同様勘違いしてました。
私の独りよがりな思いでは、炒める時ごま油を使用すると炒飯で、ラードを使用すれば焼き飯。それから焼き飯には紅しょうが必須。焼き飯は日本風にアレンジされたような・・・
具も焼き飯の方が質素!?
投稿: keiko | 2006/04/17 11:17
アヤノさん
おはようございます。
チャーハンと炒飯は一緒です。(笑い)
チャーハンと焼飯は違いますが……。
(^^;;
まぁ、どっちにせよ、同じようなものですげ。
投稿: あさぴー | 2006/04/17 07:28
ははぁ~ん!解決したぞ。
チャーハンと炒飯の違いって思った事がありました。
一緒だよなぁ~何・何が違うんだぁー???
謎でした・・・これでスッキリ(^^)
投稿: アヤノ | 2006/04/16 23:38
keikoさん
こんばんは。
日本ほど、色々な国の料理を、うまく取り入れてやってきているところは無いですね!?
日本人の舌はとても優秀なのだと思います。それに、繊細で手先も器用だから。
まぁ、日本で食べるものと本場で食べるものではだいぶ違うものがありますが。
あっ、肉の件ですが、じゅわ~~と口の中で広がる脂身の味が嫌いなのです。(^^;;
投稿: あさぴー | 2006/04/16 21:13
あさぴーさん
こんばんは。今日のお天気最悪でした。
チャーハン&炒飯の違いはあまり区別したことなかったです。ピラフは調理法もさることながら、元のお米の品種が違うので日本式ピラフと。
ルーツのピラフとは似て非なるものをピラフとしてメニューにあってもクレームが出ない国が日本ではないかと・・・
お店によって厳格に区別されてるか疑問です(?_?)
立ち入った質問なんですけど、、お肉どうしてダメなんですか?
以前に説明されてたらすみません。
投稿: keiko | 2006/04/16 19:01